「〇億へのプレリュード」  第2章 履歴編 事業化模索期-5 | 千の扉

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コンサルタント西河豊のSTORYを中心としたグログ

今後の予定 第2校の原稿を出来次第順次アップ

 

7月発売を目指します!

 

士業事務所経営 1億円へのエチュード

 

部 自社事例でみる戦略ケーススタディ

 

第2章 履歴編

 

3.事業化模索期-5

 

この時期の課題は2つと書いたもう一つは「直接雇用」の「人」の問題である。

(今は着手金貰うことも、フルライン営業もやっておりません)

 

人の問題とは「直接雇用者」の問題であり、この場合「正規」「非正規」の別は問わない。

リモートで雇ったのものなかなか事務処理の連携がいまひとつうまくいかない。いい人ばかりなのだが、そして、様々試行錯誤したのだが・・・

 

ここで、人を雇う原因となった商工会会長就任で、もう一組織スタッフができることになった。

そこで、人のモラールについて、いろいろと実験したのだが、これもうまくいかない。

朝に元気よく挨拶しなさいといっても絶対しない。

ここで、私は経営者と労働者の永遠の溝のようなものを知った。

労働者は給与が一定ならば、労働負荷を下げるにはいかに手を抜くかで決まる。

いくら教科書に載っている奇麗なことを言っても、、経営者と労働者の気持ちは違うのだ。

 

ここまでの流れで人はお金でしか動かないように感じられた方は、正解であり、不正解である。

 

商工会会長をすることにより、それも知った。

商工会会長には事務のスタッフとともに同じ事業者である会員のトップに立つという意味合いがある。

そこで、会員を動かせて地域のお祭りなどの事業を成し遂げていかないとならないのだ。それも全くの無給でである。(当然、会長職も無報酬)

それも、全く最初は、言うことを聞かない。しかし、そこで、仕方なしに私が一人背負って頑張っていると、「仕方ないなあ」という感じで、数人が、そして、最後には大勢が力を尽くしてくれるのである。これぞ、まさに体育会系の精神である。

体育会系の精神とは恩義の貸し借りである。

その力学を学んだ。JCなどの組織でも同じようなことがあるのだろう。だから、そこで、力を尽くすことは無駄ではない。ただ、経営にその余裕があればの話である。

 

緊急事態だった商工会会長職で、時間は取られるわ、リモートで混乱するわ、トラブル続出するわで

その上に、コロナが襲った。

 

その前に会長職は継いでくれる人が出て短期で終わっていた。

コロナ期に入り、ここは借り入れ申し込みは先手必勝で、スピード勝負と直感した。

 

続く

 

目次***

 

はじめに

 

第1部 士業事務所経営戦略の概論

第1章 士業事務所向け戦略講座
第2章 規模拡大のための経営者3要件
第3章 俯瞰で見る分かれ目

1.ルビコン川 2.ちょっとした分かれ目

3.行動を阻むものの存在とその対策

 

第2部 経験則から見る戦略ケーススタディ

 

第1章 履歴編 

1.黎明期 2.商品開発期 3.事業展開期 

4.事業化模索期 5.法人策定期 6.現在のステージ

 

第2章 履歴から学んだ鉄則

 

第3章 進出ジャンルの検討

1.海外進出支援 2.資金調達支援

3.人的資産経営・ハラスメント対策

4.CHATGPT など

 

第4章 経営書式紹介 すべて当社のもの

*法人定款

*経営革新法申請(個人・法人の2回)

*知的資産経営報告書(法人)

BPC計画(個人法人の2回)

*経営力向上計画(個人法人の2回)

IT支援事業者申請 *MA支援機関

*補助金申請 持続化補助金(個人)

*法人創業時の主意書(口座開設のため)

*金融機関への財務報告書(決算・仮決算時)

 

おわりに

 

続く

 

これが履歴です。

 

 

 

 

続く

 

以下の書籍を基本テキストといています。