*サイトに来て下さった方のコメントで書かせていただきました。
まだ出て来ませんが、二人の娘ちゃんも出てきます。
その設定が苦手な方は、進まないで下さいませ。
1章(甘い始まり)
春が来て。
事務所の寮から、新居に引っ越して一年。
神宮寺の名字になった春歌は、朝に弱い旦那様を起こしに、寝室へと向かった。
「ダーリンっ。朝ですよ?」
「…ん…っ…」
結婚する前までは、その布一枚も無い状態への免疫が無い為に、軽い悲鳴を作り出していた春歌も…今は、軽くスルーして頬にキスをする余裕があった。
『昨夜は、早めに寝た筈なのに』
苦笑しながら春歌は、更にもう一度キスを重ねた。
「ん…眠いね」
「くすくす。ダーリンは、朝弱いですね」
「そうだね。治らない病かもしれない」
「もうっ。そんな事はありませんっ」
「もう一つ、治らない病は…」
「きゃっ」
キスをした後、瞳を閉じて話を続けていたレンを覗き込んでいた春歌の視点は、いきなりクルリと回転した。
勿論。
転んだ訳でも、立ち眩みが起きた訳でも無く、まだ半分は眠りの淵にいると思っていた旦那様に押し倒されたのだった。
「春歌を愛する病だね」
「ビックリしますっ」
「良いよね。うん。この反応」
「からかわないで下さいっ」
台詞は怒っている様なモノでも、春歌は
『永久に、春歌を愛する事を誓うよ』
籍を入れる前にレンが、誓った言葉を思い出して、幸せの微笑みを作り出しながら、両手を旦那様に伸ばして甘える。
_____一緒に居る時間が、少しずつ積み重なっても、二人の仲は、枯れる事無く美しく咲き続けていく…。
まだ出て来ませんが、二人の娘ちゃんも出てきます。
その設定が苦手な方は、進まないで下さいませ。
1章(甘い始まり)
春が来て。
事務所の寮から、新居に引っ越して一年。
神宮寺の名字になった春歌は、朝に弱い旦那様を起こしに、寝室へと向かった。
「ダーリンっ。朝ですよ?」
「…ん…っ…」
結婚する前までは、その布一枚も無い状態への免疫が無い為に、軽い悲鳴を作り出していた春歌も…今は、軽くスルーして頬にキスをする余裕があった。
『昨夜は、早めに寝た筈なのに』
苦笑しながら春歌は、更にもう一度キスを重ねた。
「ん…眠いね」
「くすくす。ダーリンは、朝弱いですね」
「そうだね。治らない病かもしれない」
「もうっ。そんな事はありませんっ」
「もう一つ、治らない病は…」
「きゃっ」
キスをした後、瞳を閉じて話を続けていたレンを覗き込んでいた春歌の視点は、いきなりクルリと回転した。
勿論。
転んだ訳でも、立ち眩みが起きた訳でも無く、まだ半分は眠りの淵にいると思っていた旦那様に押し倒されたのだった。
「春歌を愛する病だね」
「ビックリしますっ」
「良いよね。うん。この反応」
「からかわないで下さいっ」
台詞は怒っている様なモノでも、春歌は
『永久に、春歌を愛する事を誓うよ』
籍を入れる前にレンが、誓った言葉を思い出して、幸せの微笑みを作り出しながら、両手を旦那様に伸ばして甘える。
_____一緒に居る時間が、少しずつ積み重なっても、二人の仲は、枯れる事無く美しく咲き続けていく…。