小被神社 | 月の雨 きまぐれのん記

小被神社 (おぶすまじんじゃ)

 

埼玉県大里郡寄居町大字富田字宮田1508

 

旧社格 村社

 

式内 武蔵国 男衾郡 小被神社の比定社

 

祭神:瓊瓊杵尊 

相殿:木花咲耶姫命 彦火火出見尊

 

由緒案内等

 

入口鳥居

 

 

社殿

 

小被(おぶすま)神社が鎮座するこの辺りは、少し前までの地名は男衾(おぶすま)村だったそうです。

 

熊谷デジタルミュージアムの 『ふるさと再発見 地名は語る 第2話「男衾」』 の一部を抜粋させていただきます。

 

「男衾(おぶすま)」は小被とも書かれますが、「男衾」の文字は奈良時代から使われています。男衾郡より税金として物納された麻布にこの文字があり、現在、奈良の正倉院に伝わっています。

 

衾は寝具を意味し、ふとんのことです。代々、新天皇が即位する時、「真床男衾之儀」と呼ぶ儀式を行います。この寝具で一夜を過ごすことにより、神の力や祖先の霊力を得るといいます。

 

奈良時代、埼玉県は武蔵国に属し、15の郡がありました。郡の格付は大中小下に分けられ、「男衾」は中郡です。周辺の比企、大里、埼玉等、他郡の大半は小か下部です。当時の男衾郡は生産力が高く、人口も多い豊かな地域であったようです。これを裏付ける遺跡も多数残され、経済面だけでなく文化的方面でも先進地であったといえます。

 

というようなことが書かれていましたが、この辺りは大昔、布団の産地だったんでしょうか。