物部神社 (島根県大田市川合町川合1545番地)
旧社格 国幣小社
御朱印
祭神
宇摩志麻遅命
由緒書
社名標と鳥居
拝殿
本殿
拝殿と本殿
宇摩志麻遅命の御神墓とされる円墳
こちらの物部神社はニギハヤヒの子供であるウマシマジが主祭神の神社で、神社名にもある物部ですが、その系譜は遡ればニギハヤヒ、ウマシマジからきているものというのが神社の由緒や残された文献から一般的な通説とされています。
個人的に物部氏といえば石上神宮が思い浮かぶのですが、そこでの祭神は『布都御魂大神(フツノミタマ)』という神剣と、ニギハヤヒが天津神から与えられた『布留御魂大神(天璽十種瑞宝)』と、スサノオがヤマタノオロチ退治で使った『布都斯魂大神(天十握剣)』となっています。
フツノミタマはタケミカヅチが国譲りの際に使用し、また神武東征の際にアマテラスとタカミムスビ(高木神)によって高天の原から降ろされ神武天皇を助けたことになっているのですが、物部の系譜がウマシマジ、ニギハヤヒというのなら違和感がありますよね?
フツノミタマの降ろされたタイミングは神武天皇が物部の祖とされるニギハヤヒとナガスネヒコにコテンパンにやられた後、方法を変えてもう一度ニギハヤヒとナガスネヒコとの戦いに臨む前なので、物部が祀る祭神であるフツノミタマを神武に与えて物部を討ったことになりますけど、それって?
もう何が何やらさっぱりわかりません。
とりあえず何度も古事記を読み直し、もっと神社を巡って古代の人の流れと日本人のルーツについて勉強していきたいと思います。