たががオイル交換、されどオイル交換。
オイル交換ぐらい簡単だろ~って思う人もいれば、オイル交換ってどうするの?自分でやってみたいけど分からない!って人もいると思うので、極力わかりやすく、極力道具も揃えず安上がりにできるよう、やっていこうと思います。
元々、自分でできる人はやり方を調べたりする必要ないので、これからチャレンジしようとしてる人向けですね。
オイルを交換する上で用意しとかなきゃいけないのはオイル、交換用のドレーンワッシャー、廃油を処分するもの、工具で、まずオイルですが、
今回は『ホンダ純正 ULTRA G1』を使用。
1ℓ入りなのに、なぜかこれで2回分使用出来ちゃいます。
交換容量は0.7ℓのはずなんだけど、レベルゲージをチェックしながら補給していくと0.5ℓぐらいでちょうどいい感じになるんですよ。
オイル交換をするにあたって、ますどちら側に何があるのかをチェック。
後ろから見て左側にオイルを抜くためのドレーンボルトが、右側にオイルを補給するための注入口があります。
さて、いよいよ作業にかかりますが、まずオイルの受け皿を用意です。
無駄なお金は使いたくない人向けに、手軽に処理できる素敵なオイル処理袋の作り方を。
破れてない、穴の空いてないスーパーのレジ袋があればできます。
こんな感じで受け皿っぽい形にし、新聞紙かなんかを少し揉み、小さく破いて敷き詰めておけば完成。
これが用意出来たらドレーンボルトを緩めます。
工具は12ミリのメガネレンチがあればOK。スパナは駄目ですよ!ほぼ確実にボルトの頭を潰しちゃいますから。あまりこういう作業をしない人は知らなくて使っちゃう人もいるかもですけど、スパナは使わないほうがいいですね。
で、工具ぐらい良いものをって感じだけど、100円ショップに売ってるものでも十分、使用出来ます。
ドレーンボルトは赤丸で囲んであるボルトです。
このボルトに12ミリのメガネレンチをかけ、矢印の方向に回します。ねじの基本は緩めるときは時計と反対まわり、締めるときは時計回りです。使う場所、用途によっては逆ネジの場合もあるけど、基本は 【ゆるめる→反時計回り】【しめる→時計回り】ですからね。
しっかり奥までレンチをかけて、ボルトとレンチは常に水平を意識し、ボルトの頭をナメないように気をつけて回しましょう。
固く閉まってると思うので、レンチをしっかりかけ、かけた方と反対の方を、手のひらで叩いてあげるようにした方が楽に緩むかもです。
で、4分の3ほど回ればあとは手で回せると思うので、この時点でドレーンボルトの下に
こんな感じでさっき作ったオイル処理袋をセットし、ボルトを手で回して完全に抜いてしまいます。
そうすると使用済みのオイルが排出されます。このとき、反対側の
赤丸部分にある、レベルゲージを抜いてあげるのですが、これは道具なしで手で回すことができると思います。
こうした方が使用済みオイルはきちんと抜けるはず。
オイルが抜け切ったら
袋の口をしばって燃えるごみに出せば問題なし。安上がりでエコでクリーンです笑
抜き終われば今度は新品のオイルの注入ですが、注入する前にドレーンボルトを締めとかなきゃなんですが、オイルのドレーンボルトには、ほぼ必ずドレーンパッキンという、金属のワッシャーがついてます。
ボルトだけだとオイル漏れしちゃうので、金属製のパッキンでオイルが漏れないようにしてあるんですよね。
これも1、2回なら再利用しても問題ないかもしれないですけど、基本は毎回交換のほうがいいです。
サイズは【M12×20×1.5mm】です。材質はアルミ製だろうが銅製だろうが、なんでも大丈夫だと思います。材質より毎回交換してあげることのほうが大切かな。
同じホンダのJF13スペイシー100やAF62ディオで使用していたものと同サイズだったので、ストックがあり、今回は購入しませんでした。
これを
こんな感じでかませて取り付けます。写真はわかりやすいようにしてあるだけで、ワッシャーは奥まで入れといてやればいいです。
ドレーンボルトを締めるときは、まず手でこれ以上は無理っていうところまで締め付けておきましょう。
その状態でドレーンボルト側の反対にあるオイル給油口からオイルを注入。
ここでも無駄な道具は購入しません。
まず、ほとんどの店ではオイルを買うとくれる(くれなかったら店員さんに言えばつけてくれると思います)
ノズルをセットし、
少し厚めの紙を用意。これを
こんな感じで丸めてジョウゴ代わりにします。
いい感じでしょ?笑
これをさっきの
オイル給油口に差し、少しずつオイルを注入します。
大体、半分ぐらい入ったかな?ってところから、外したオイルゲージを差し込み、給油量をチェック。
給油量のチェックの仕方は、レベルゲージをまっすぐ差し込むだけで締めこまないこと。
その状態で
先のギザギザになった部分にオイルがついていればOK、なんだけど、給油口についているオイルがついただけの場合もあるので、ティッシュや布きれなんかでゲージの先を拭きながら何度か裏表、チェックしてみましょう。
ギザギザの部分まで入っていればOKなので、自分はいつもゲージの真ん中か、少し下ぐらいになるよう注入します。
そうすると1ℓのオイル缶で2回分、使えます。
バイク屋さんで交換してもらったことがないのでいくらかかるか知らないですけど、自分でやると大体、1回で500円以下の計算。
オイルを注入し終わったら、まず先ほど手で締めただけのドレーンボルトを、メガネレンチを使い本締め。
本当はトルクレンチで既定のトルクで締め込み、がベストなんだろうけど、大体、自分で安く上げようとする人間がなかなかそういうの、買えないし買わないですもんね苦笑
力加減を説明するのは難しいけど・・・う~ん、そこはもう自分の感覚でお願いします。
ドレーンボルトを締めたら今度はオイル給油口のレベルゲージをはめ込み、締めつけます。
こちらは手できつめに回しておけば大丈夫。
最後にAF79のタクトベーシックでは、メーターについてるオイル交換時期の警告灯のリセットが必要になります。
まぁ別にしなくても走行距離で管理してれば大丈夫なんだけど、せっかく便利な機能がついてますからね。
リセットの仕方はイグニッションキーをオフの位置で
このボタンを押し続けたまま、イグニッションキーをオンにし、さらに3秒以上押し続けてると【OIL CHANGE】の表示が消灯します。これでリセットは完了。
あとは次のオイル交換の目安時期に【OIL CHANGE】が点灯するよう、点灯までの走行距離をセットします。
イグニッションをオンにし、メーターに走行距離が出てる状態で先ほどのボタンを3秒ほど押し続けると、前回セットされた交換時期までの距離数に切り替わるので、そこでボタンを一度離し、もう一度3秒ほど押しっぱなしにする。
そうすると交換時期の表示と【OIL CHANGE】が点滅するのでボタンから一度手を離し、その点滅した状態でボタンを押して次に【OIL CHANGE】が点滅するまでの距離数を設定する。
1回押すごとに500キロ刻みで数字が変わっていくので任意の距離数に調整してくださいね。
ちなみに自分は
3000キロ後に点滅するようにセットしておきました。
まぁ、交換時期はあくまで目安なので、期間や使用状況などを加味して交換してあげればいいと思います。
以上、AF79タクトベーシックのエンジンオイル交換でした。