最後に、組んだタイヤのバランス調整ですが、今どきの国産タイヤは重量バランスや真円の精度がかなりよく、走って問題が感じないようなら取る必要はない。という意見もありますが取っておいたほうが良いはずです。
しかし私なりの疑問もあります。
1.タイヤって荷重がかかると潰れますよね。変形してるけどこれは影響ないのか。
2.バランスウェイトですが5g単位、それならスタッドレスなんて小石が溝にハマりますが、それでバランスが厳密には狂うってことでしょうか。
3.また、今回実感したのですがタイヤの真円度の方が車体に振動が出ると思います。今回のセパレーション、または長期間の駐車とか。ならばホイールの真円度に合わせてタイヤ赤マークを優先すべきではないのか。(これを測定だのやり始めると工賃が相当高額になると予想)
で結局最初の話に戻って、「それほどシリアスに考える必要はなく、ゴムバルブ位置と黄丸マークをあわせて取り敢えずバランスを取っておけば基本オッケー」ってことになるんでしょうね。
講釈は良いとして現実的に
店に持ち込んでタイヤバランサーで取ってもらえば間違いないが料金はかかる。
(本格的な機器ですが、個人所有の方もいるようです)
DIYで静的な円周上でのバランスを取る。仕掛け道具またはアイテムの初期費用はかかるがあとは手間とバランスウェイトのみ。
もう勢いです。DIYでいくことにしました。
まずは、やじろべえ型でタイヤを乗せて水平バランスを見る工具。ネットでも売ってますね。9000円ほどかな。まあこの原理を使って試作してみました。
材料。
電材のプルボックスで不要になった蓋(平板)
平板の水平調整用ボルト・ナット
鉄球。
水平器
平板にナット簡易溶接3箇所、そこにボルトを差し込んでナットネジ山分の幅で足の高さを上下、これで平板の水平を取ります。
平板に鉄球を乗せてその上にホイールを乗せる。
スマホの水平アプリで重量バランスを見る。
しかぁし、なんとここまで来て致命的な欠陥が発覚しました。
ホイールの上に水平器をちゃんとセットできないんです。デザイン上ホイールの表面に凹凸があって、水平器が中心に均等に乗りません。鉄ホイールとか凸凹が影響ないホイールはその点問題ないのですが、このホイールも夏ホイールもセンター乗せが不可。
それにこの水平器の置き方一つで判定がばらばらになって出ます。水平器に長さがあり、また水平器自体も重心位置があり、結局ホイールセンターにその重心を置かないとだめなところと、気泡の位置を見ても大体これくらいかなと最後は結局アバウトになるんですよね。
ここはスマホの水平アプリを使ったほうが数値として出るので便利だとわかったのですが、確認のためホイールを置き直して測定するとまた違った結果が出たりして結局は疑心暗鬼。
レーザーレベルも持ってまして、それを使ってホイール外周部の高さを測定してもいいかと思いますが手間がかかりすぎ。
そしてバランスウェイトを仮置きしますが、そこは本来裏面に貼るものであって厳密には力点距離が違いもっと内側のはずですよね。だいたいでテープで止めればいいじゃないかと思いますが、もう面倒なのでこの方式はこれまでとして新しく別方式で作ることにしました。
オートバイ用バランサーを改造編へ
続く。
店に持ち込んだほうが安上がりだったというオチかw