にぃは本当に頭のいいねこちゃんだった。
私は結婚が決まってから7ヶ月くらい実家にいた。
もっと東京で仕事したかった気持ち半分。
にぃは相変わらず自由な暮らし
私が実家を離れる1ヶ月前頃から、夜は私の部屋へ来るようになった。
小さな足音。
部屋の前で「開けて~」
にゃぁ~と鳴く。
戸を開けると真っ直ぐベッドの足元にゴロン。
いつの間にか布団の中にいたり
「今日で最後だよ」
そう教えたのに…
私がいなくなってからしばらく、私の部屋の前でにゃぁ~と鳴いていたそうだ。
父は「へえいねんだてぇ」「もういないんだよ」と言いながら、切なくなったそうだ。
何日間か続いてやっと諦めたみたい。
まったく(´~`)
お利口なんだかおバカなんだか
つづく。