むっちゃ久々の投稿となりまして

先日、病院内の症例報告をしてきました❢

題名の通り視床出血と既往の視床出血で今回なんと両片麻痺になってしまった(今回は右の視床出血です)

私の(数少ない臨床経験の)中で両片麻痺は珍しい症例さんでした

難しく考えすぎたのかまとまってないのか(きっと両方ですね)周りの反応がいまいちというか

情報量が多すぎですって言われてしまいました(;´・ω・)

要点を絞るのって本当苦手です・・・💦あれこれ考えが広がってしまいまして・・・

早く上手く伝わる言い方が出来ればなと思う日々です(←1年目からずっとこれを思っている)

 

今回画像所見から視床の機能についても考えを掘り下げてみましたが、まーーーー視床って奥が深い・・・

そりゃ嗅覚以外全ての感覚の取捨選択を担ってるだけあるわなと

色々考えさせてくれた中でOT・STさんとの情報共有、本当大事!

 

ざっと書いていこ・・・・ーーーっと思いましたが、長くなりそうなので画像所見あたりまでで←

OT・STさんより=高次脳機能:認知・前頭葉・知能・注意・空間・構成の検査にて低下ありとのこと

HDS-RFAB  ・レヴン色彩マトリックスTMT-AWAISⅢ・線分二等分試験・図形模写・・・

を見せていただきました(^▽^)

やー理解するの難しい(笑)

見せてもらいながら教えてもらえてよかったーーー

 

画像所見、行きましょう!

最大出血量は・・・・

(血種量の求め方も1年前まで知らなかったんですよねわたし・・・かなり重要なのに!!予後予測とかで!!)

血種量(ml)=最大長(㎝)×最大短(㎝)×スライス厚(㎝)×スライス数×1/2

          症例さんは・・・

        =2.25×2.51×0.5(CTの場合です)×10×1/2

        =15.813≒15.8mlとなりました

     ↓

【重症度の判定】

視床の場合は

10ml未満が軽症 

10-20mlが中等症

20ml以上は重症

なので中等症という判定ですね

 

CT所見

基底核スライスから出血が始まり、側脳室体部のスライスまで出血が認められました

視床の後内側から出血が拡大

前核群・外側核群の一部(VA・A・VLの一部)は出血は少量でした。その為だと思われますが随意運動は可能でした(BRSは両側Ⅴ~Ⅵ分離運動良好ですがやや視床性運動失調が出ていました。体幹は超絶low tone❢)

しかしその他の腹側核・外側核・視床後部(DM・LD・CM・VL・LP・VPL・VPM・P)は見事に出血で満たされてまして・・・高次脳機能がかなり著明に出ていました。高次脳機能が感覚の統合から来ているものなのかとか考えましたが中々良い表現ができません(-_-;)

感覚は両片麻痺なので精査は困難ですが表在感覚での反応遅延は特に見られません(VP出血及んでいるのに何故⁉)。位置覚は軽~中等度鈍麻あり。身体図式は崩れており、正中位保持困難や修正困難さ等みられていました。身体失認はありません。自画像描いてもらいましたが、のっぺりとした表情に左手足が短く、途中で注意が途切れて中断です。(どんな意味があるのかまでは分かりません(-_-;))

画像のことを書いたので今日はこの辺でーーーーー

 

※わたしの復習記録みたいなものです