統計不正事件に絡んで、特定野党やアベノセイダ-ズがアベノミクスの成果を出せない政権が官に統計数字を操作させていたのではいかと、モリカケ疑惑の延長をやっている。その中で、「名目賃金が上がれば必ず実質賃金が上がるはずなのに上がっていないのはおかしい」(これを言ってる連中の「実質賃金は手取りの意味らしい」いう議論があるらしい。また「実質賃金が低迷しているのはアベノミクスが失敗してるから」とかいう議論もあるらしい。それに対して経済評論家の上念司がモデルをつくって失業者が就職できて給料が貰えるようになったり、労働者が昇格して給料が上がっても実質賃金は下がることが有り得ることを簡単な数理モデルで証明した。これにモノシリンの源氏名でブログを書いている反安倍の弁護士 明石順平氏が「【悲報】経済評論家の上念司氏,実質賃金指数を理解していなかった 」と自身のブログで噛みついた。その内容は小学校の学校数学で頭を破壊され、数学が分からなくなり、法学部へ進学したド文系偏差値エリ-トであることが物語る酷いものである。弁護士を職業とされているようだが、氏の頭の中身は憲法9条教思いつき法学を奉ずる大多数のアホ憲法学者と同じようである。



引用 元 : http://blog.monoshirin.com/entry/2019/02/06/12445
20190206
【悲報】経済評論家の上念司氏,実質賃金指数を理解していなかった

引用①
経済評論家の上念司という人がいる。
この人,「実質賃金が下がるのは大した問題ではない」旨を喧伝し,熱烈に安倍政権を応援する人々の一員なのだが,そもそも前提を理解していなかったことが分かった。
引用①終わり

これから明石氏の主張を読み進めるが 反安倍バイアスのかかった明石氏のいう「(上念氏が) そもそも前提を理解していなかった」は明石氏が実質賃金指数とか物価指数について何ら正確な理解をしておらず、公式を丸呑みしているだけであることが読み進めるにつつれて明らかになす。

引用②
最近話題になっている「実質賃金」とは,正確に言うと,実質賃金指数のこと。
厚生労働省の説明によると,実質賃金指数の算定式は下記のとおり。
厚生省1

要するに,実質賃金指数=名目賃金指数÷消費者物価指数×100
ここで,厚労省による指数の説明は下記のとおり。
厚生省2

要するに,ここでいう指数というのは,「ある時点の基準数値を100とした数字」のこと。

ここで上念氏のツイートを見てみよう。

上念①
「名目賃金を物価上昇率で割り戻した指数」と言っている。
いや,違うんだが・・
物価指数で割らないといけないんだが・・率で割ったら全然違う数字になるぞ。
引用②終わり。

明石氏は厚生省の説明を引いているが、指数の本質的意味を理解していない。ここでいう指数とはデータの比較を可能 にするために比で表すものである。明石氏は指数をは公式通りに計算した数値と知っているすぎない。 だから上念氏がつかう「物価上昇率」が「物価指数」のことであることに気づけず、明石氏の論はどんどん突飛な方向にずれていく。


引用③
そして,彼が計算した実質賃金指数と称する数字が次のツイートに掲載されている。
悲劇的な間違いが,そこにある。
上念②

この表を拡大したのがこちら。
上念③
おいおい・・・そもそも,この名目賃金指数の列にある「30」っていうの,指数じゃなくて「実数」だぞ。

この時点から既に間違えている。

再掲すると,実質賃金指数=名目賃金指数÷消費者物価指数×100
再度言うが,ここでいう指数というのは,「ある時点の基準数値を100とした数字」のこと。

しかし,この30というのは明白にただの30万円を意味している。つまり,指数ではなく実数である。

で,思い出してみよう。上念氏の脳内では実質賃金の計算式は「名目賃金÷物価上昇率」ということになっている。

そして・・・彼は,実数を物価上昇率で割るというとんでもないことをしている。

その結果,実質賃金指数と彼が勘違いしているものの数字は「6000」になるのだ。
(「1年目」の行。最後に100をかける,という点だけ合ってる。)

本当にびっくりした。

日頃から統計分析していればこんな間違いは絶対にしない。

6000なんていう桁違いの数字になってる時点で気付くだろ普通。
で,もっと驚くのがリプ欄。

だーれも気づかない。突っ込まない。

それどころか「分かりやすい」とか言ってるし。
そういうレベルの人達がヨイショしているということ。
このように,上念氏は実質賃金指数を全然理解していない。基本中の基本なのだが。

引用③終わり

「 そもそも,この名目賃金指数の列にある「30」っていうの,指数じゃなくて「実数」だぞ。この時点から既に間違えている。」は 抱腹絶倒ものである。公式は知っているが指数は比であることを全く理解していない。比は基準の値より実数倍大きいこをという。実数の一つである分数倍なら基準より小さくいこともある。
( REM:数学的にはこの値は氏のつかう「実数」(実数/虚数の実数ではなく、比でもんく実際の値でもまったく構わない)。


また上念氏が物価上昇率を勘違いしているなどあり得ない。経済評論家の業界では物価指数をを日常用語物価上昇率と間違えることはない。本当に間違えていたなら今まで上念氏は経済評論家の業界からとっくのとおに脱落しているはずである。上念氏が言っている物価上昇率は賃金指標の基準年と同じ年の物価水準に対する比である。基準年の物価水準を1としてその実数倍である。当然基準より小さくなることもある。

比の本質を全く理解していない明石氏は 上念氏の使った数字から判断して上念氏が勘違いをしていると結論しているが、逆である。勘違いしているのは明石氏である。

引用④
ちなみに,私が野党合同ヒアリングで提出した実質賃金指数の計算表がこちら。
これは前年同月を100とする指数を算出して計算している。
これが実質賃金指数計算の見本。
上念④

なお,上念氏は以前にもエンゲル係数でトンチンカンなことを言って私につっこまれていることを付記しておく。
上念⑤

それでも彼を信じたいなら私はもう何も言うまい。

引用④終わり

「私が野党合同ヒアリングで提出した実質賃金指数の計算表がこちら。これは前年同月を100とする指数を算出して計算している。」からそういう数字になるだけである別の年月日を基準にすれば別の数字が出る。比の本質を理解していない証拠である。

上念氏のモデルを正確に読めば、名目賃金の基準年を100とすればモデルの年は30であった。また物価指数を基準の年を1とれば、その二百分の一であったという話である。だから基準年の物価で換算すれば6000になるというだけの話。賃金が基準年の三分の一、物価が二百分の一など前年比では起こり得ない現象だが基準年の何十年も前なら十分に起こり得る話。

引用⑤
なお,上念氏らリフレ派の財政楽観論を完全否定する拙著が明日7日発売。
引用⑤終わり

氏の本の題は 「データが語る日本財政の未来」だそうだが、明石氏がデ-タ読めるのか怪しいもの。リフレ派批判は氏の自由であるが、まともニデ-タ読めない人には無理な仕事。

明石氏はおそらく「数は量の抽象」の小学校数学で比の理解能力を破壊され、中学校の正と負の数の理解もいい加減なまま社会人となっている多数のド文系と同じように小学校中学校水準の初等数学をわからないまま、公文式か百マス計算で学校数学を何とか切り抜け、卓越した記憶再生能力で司法試験にも合格したのだろう。(ちなみに小学校数学ではなく数学では「数は量の比」http://m-ac.jp/index_j.phtml )

明石氏の計算表提出先が野党らしいので 野党のブレ-ンもやってるようだが、野党の頭も明石氏と同類である。憲法九条教非構成主義思いつき法学の憲法学者も同じ頭である。あ-あ、また国会で税金が無駄遣いされる。