今回は日本の水産業についてです。水産業はそれほど覚える内容が多いわけではないですが、いざ聞かれた時に正確に覚えていないと、答えを出すことは厳しいです。いくつかのポイントと注意点を見てみましょう。
ワンポイント社会日本の水産業
漁業の種類
年代によって代表的な漁業が存在します。
〜1970年代:
遠洋漁業[半年から1年ほど漁に出る。北海道ではロシアの方まで行ったため、特に北洋漁業と呼ばれる。]
しかし…
・排他的経済水域の設定:他国の近海で漁が不可能になった。
・石油危機の発生 :燃料費のかさむ遠洋漁業には大打撃
と言うことで、近場で取る漁業にシフトします。
〜2000年代:
沖合漁業[2,3日ほど漁に出る。キングオブ漁業]
沿岸漁業[日帰りの漁。]
しかし…
・水産資源の減少[要するに撮りすぎて魚がいなくなりました。]
と言うことで、いなくなったら作ればいいんだ!人間様最強!精神で
「取る漁業」から「育てる漁業」にシフトします。(といっても未だに取る漁業の方がはるかに取れます。)
近年:
養殖漁業[孵化から成魚になるまで育てて取る。]
栽培漁業[孵化させ、稚魚などを海に放つ。水産資源の復活にもつながる。]
この二つの違いは理解しておきましょう。栽培の栽の漢字にも注意しましょう。
これが近年までの漁業の種類でした。
主な漁港
受験で出てくる漁港にあまりにもマイナーなものはほとんどありません。出てきやすいものをまとめてみました。それがこちらです。
・特にこの中でも、北から順に、釧路・八戸・石巻・銚子・焼津・境の6つはできる限り覚えてください。・さらに水揚げ量日本一の銚子は絶対です。西日本で言うと境がよく出てきます。
・石巻に関しては東日本大震災で甚大な被害を被り、そこから徐々に復興しています。
以上が日本の漁業でした。