新紙幣一万円札の歴史
前回に引き続き今回は一万円札の歴史を見ていきましょう。
1958年:聖徳太子
いや、何回でてくんねーん!って思ったことでしょうが、彼は7回お札になっているわけですから当然です。
そして当然割愛します。
1984年,2004年:福沢諭吉
江戸時代〜明治時代にかけての思想家です。一万円札といえばこの人!と思う人も多いのではないでしょうか。「諭吉」は一万円札の別称としても定着していて、現に福沢諭吉は非常に長い間一万円冊の肖像であり続けました。ではなぜそれほど長い間、日本の最高額面の肖像になっているのかを見てみましょう。
- 『学問のすゝめ』を著し、勉学の大切さを説いた
- 慶應義塾大学の創設者
彼は他にも生命保険を日本に初めて紹介したり、数々の有名著書を世に出したりしています。知名度、品格の面から見ても一万円札に相応しい人物といえますね。
2024年:渋沢栄一
長い長い福沢諭吉の一万円札の時代も終わりを迎えます。その後任に選ばれたのが渋沢栄一です。彼の功績は福沢諭吉に負けず劣らずのものとなっており、後任にふさわしいと思います。
- 日本初の銀行の創設
- 500以上の会社の創設に関与
- 日本の資本主義の父と呼ばれる
彼が創設に関与した会社の中にはみずほ銀行、損保ジャパン、川崎重工などの超有名な会社も多く含まれています。まさに日本の紙幣の最高額面を飾るにふさわしい人物といえます。問題が一つあるとするならば、「諭吉」は呼びやすかったけど「栄一」は呼びにくい・・・
以上が一万円札の歴史でした。
おまけ
2004年:紫式部(二千円札)
表には守礼門、裏には源氏物語絵巻とその作者紫式部が描かれています。現在は発行が停止されたこの紙幣ですが、今年に関しては要注目です。それは大河ドラマが紫式部を題材としたものだからです。
- 『源氏物語』の著者
であることぐらいは覚えておきましょう。また藤原道長や清少納言との関わりもあり、そのあたりの流れは把握してくといいかもしれませんね。
お札の歴史はここまでです。他にもお札はあるのですが、全て紹介しているとキリがないので主要なものだけで終わりたいと思います。ここまで閲覧していただきありがとうございました。