2月に見た映画雑感・後編 | NHKD_blog02

2月に見た映画雑感・後編

ダーク・ハーフ
リビングデッドなシリーズが大好きなロメロ監督のゾンビじゃないホラー。
私のやや苦手なスティーブン・キング原作で、売れない純文学作家の男が別のペンネームを使ってバイオレンス小説を書いたら大ヒット、でもペンネームを統一するために別ペンネームを葬ったところから殺人事件が始まります。
ジャンル的にはサスペンスホラーみたいな感じでしょうか、スラッシャーなシーンはないけど序盤の脳外科手術のシーンはいかにもロメロ的な感じ!
全体的にずっと重たくて暗い雰囲気が漂っているあたりはさすがホラーを撮り続けてきた監督だなぁと思います。

スーパーマンII
リチャード・ドナーCUT版 [Blu-ray]

劇場公開版(冒険編)はまだ見てないのですがとりあえずこのドナー版を続編として見てみました。
1に引き続きスーパーマンとクラーク・ケントの落差が本当にすばらしい…地球で人間に育てられたスーパーマンの人間くささにスポットを当てているような気がして、スーパーヒーローとして、人間としての葛藤が見られたりします。
わかりやすく悪い敵が出て来たり、ルーサーさんの小ずるさが相変わらずだったりで、スーパーマン(クラーク)と同様ルーサー様も大好きになってしまいました。

劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼
テレビシリーズとは関係のない完全パラレルワールドな作品、主な舞台は響鬼さんや明日夢の前世みたいな時代となってます。
ザンキさんの人のトウキさんが色といい形といいなんかきなこもちみたいで、きなこ…と思ってから気が気でなかったです。
なんかいろいろ思うところがあったりなかったりなんですけどもそれは置いといて、響鬼だし夏の映画だし時代劇だしだったので、エンディングテーマ曲をいっそ「仮面ライダー響鬼音頭」くらいにする冒険をしてみてほしかったです。

スターマン
カーペンターのアクションでもホラーでもない映画、ラブロマンスと言えばラブロマンスだけどSF色のが強い気がします。
カーペンターにしては珍しく宇宙からやってきたスターマンとヒロインとのラブシーンがあるんですが、ムーディーなBGMとカメラアングルがずっと同じなところに爆笑www
ストーリーだけで言うともっとメジャーな作品になってもいい気がするのに、作品中まったくメジャー感を感じさせないあたりがなんかもう逆にさすがとしか言い様がない。
冒頭から最後までジェフ・ブリッジスが大変にかわいくすてきで尻なので、ジェフ・ブリッジスが好きなら見ておいて損はないです。

13日の金曜日 PART3
ホッケーマスクを手にしてあの姿になることでおなじみのPart3です。
公開当時は「Part3D」として公開されていたらしく3Dメガネ(たぶん青赤のセロハンのアレ)をかけて鑑賞するものだったので、要所要所になんか棒がぐぐっと迫ってきたりヨーヨーがびよんびよんしてたり、今DVDで鑑賞するとまったく無駄な演出箇所がいっぱいあります。
若者グループにジェイソン以上に鬱陶しい男子が出て来たり、その3D演出がそこかしこに散らばってるおかげで若干のとっ散らかった感も。
でもクリスタル・レイク湖畔からも少し離れて母親参観もすませたジェイソンさん、一歩一歩成長してこれからニューヨークや宇宙に行くというわけです。

仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーアクセル
平成ライダーでは初となった完全オリジナルのVシネ、第一弾は赤い照井さん。
ライダーシリーズでヒーロー(テレビシリーズではサブライダーだけど)とヒロインが結婚するってこと自体珍しいことだけど、Vシネでは照井と亜樹子の新婚生活シーンからスタートするというサービスっぷり…!たまらん…。
照井・亜樹子夫妻が大好きな人はほぼ見ているでしょうけど、これは見ておくべきですたまらん。
アクションシーンは変身後もそうだけど生身でもかなり頑張っていて、そして狙い澄ましたかのような香港映画っぽいアクション…と思ってたらスタッフロールにNGシーン集がー!完全にジャッキー映画だコレー!
シリアスも明るいコメディーもしっかりやってくれるダブルが帰ってきてくれて嬉しいですな。
全体的に漂う香港映画臭の中、ゲストヒロインだけは生い立ちといい台詞回しといいすべてが大映ドラマのようでした。

ハロウィンII
マイケル・マイヤーズさん第2弾!
前作が終わったところから続き、傷ついたローリーは病院に収容されます。
そこでマイケル病院を狙っちゃう、病院に辿り着く途中にもいろいろヤっちゃう。
1の時は大きな包丁をメイン武器として使ってましたが、今作ではまぁアンタそれどこで覚えてきたのよというくらいいろんな手口を使ってくれます。
ジェイソンがいろんな手口を使うのはあんまり気にならないんだけどマイケルはやっぱり拾った包丁メインでいてほしいというのがちょっと本音かも…。
でも医療用メスで看護師を持ち上げたとこと何の躊躇もなくガラス戸を突き破ってきたとこは声出して笑ってしまいましたw
映画を見ていてなんだか妙な既視感を覚えるのは、ところどころ撮影の感じがロメロに似ているからかも、と思いました。
作中のテレビで流れてた映画もナイト・オブ・ザ・リビングデッドでしたしねぇロメロ好きなんでしょうかこの監督。
終盤ローリーが逃げているところで赤っぽいボイラー室みたいなところを通るんですが、エルム街はこの辺もオマージュしているのかしら?と思いました。