1月に見た映画雑感・前編

2012年初映画はヴィゴ・モーテンセンのロシアンマフィアなこれ。
ロンドンを舞台にしたマフィア映画なんだけど、演出的にもアクション的にもいかにもな派手さはなく、マフィアによる殺しも犯罪もとにかく淡々と描かれている印象を受けました。
みどころはアレです、サウナでの格闘シーンです。
ヴィゴのモーテンセンがヴィゴヴィゴします。
でもとてもかっこよかったです。
個人的にお気に入りなのはソファに座ってタトゥを入れてもらっているところ。

「96時間」で強すぎるお父さんを演じたリーアム・ニーソンさん主演のサスペンスアクション的な映画。
でも思っていたよりアクションシーンは少なめだったような。
アクション・サスペンス・謎解き、その辺が全体的に平均点のあたりをフワフワしている印象で、良くも悪くも「普通」といった感じ。
あんまり暗くなくて重たすぎなくて痛すぎない感じのサスペンス入門編としては悪くないかも。

ブルーレイ&DVDセット
ジャケットにも煽りにもでかでかとイケハゲ俳優ジェイソン・ステイサムがフィーチャーされてますが違う、違うの、ステイサム「も」出てるサスペンスでしたの。
巨額の金が動くゲームに巻き込まれてしまう青年のお話で、映画全体の雰囲気も重たく、かつそのゲームの内容も大変悪趣味なもの。
タイトルの「ロシアン・ルーレット」は邦題で、普通ロシアンルーレットと言うと一丁の銃で生死を賭けるんだけど、映画内のゲームは参加者全員で銃を持ち輪になって前にいる人間を狙って撃つというもの。
すっごい暗いしラストも「後味が悪い」と感じる人が多いみたいだけど、私はどっちかっていうと嫌いじゃないタイプです。
これは出演俳優(ミッキー・ロークも出てたそういえば)でプッシュするんじゃなくてもうちょっと内容に寄せた広告展開をすればいかったんじゃないのーと何となく思いました。

ロメロ監督が何かをプレゼンツしているホラーのオムニバスで、DVD1巻に3本のお話しが入っています。
Vol.1は全体的にやや短く、3本目のトム・サヴィーニが監督したお話し以外はウーンちょっと…という感じ。
Vol.2は1と比べて突然グロ度がアップしていておいおいwwwとかちょっと思いました。
2は3本ともわかりやすいホラーだったかなと思います、1で絶望しても2でちょっと回復できると思う…ますたぶんたぶん。
お話しの前後にロメロがストーリーテラーとしてちょっとだけ出てくるので大変かわゆいです。

若かりし頃のキーファー・サザーランドも出演しているヴァンパイア系ホラーです。
ジャンルとしてはホラーになるんですけど、私が見た印象としては青春映画でした。
前半はわりとゆっくり、後半でバトルが始まってくるとなかなかいいスピード感。
ヴァンパイアが飛んだり捕食したりっていうような特殊技術が必要そうなシーンは極力ハッキリ見せないことで怖いものグロいものを想像させたり、ハッキリ見せないことで安っぽさを感じさせなかったりで作り方がなかなか。
80年代のダサさ満載なのでその辺が好きな人にもおすすめです。