タクシー内での会話 載録
「どちらまで?」
××までお願いします。
「あーはい、あの●●から入っていけばいい?」
はい、それでお願いします。
……
「お姉さん今日はどこからの帰り?市民会館?」
あ、はい。あの今日は体育館(※)で、プロレスでした。プロレス見てきました。
「あれー、プロレスあったの?プロレス好きなの?」
はい。
「いや~若いのにねぇ!」
いやいや、これでも結構いってるんで。もう10何年は見てます。
「あらーそう!好きなんだねぇー!私もねぇ、昔はよく見てたのさ。でもホラ、なんか最近のはあのー、パフォーマンスだとかそんなのが多くて、見なくなっちゃったんだよ。」
そうなんですか。
「だってあんな技とかさぁ…本気でやりあってたら危ないしょ。だってあの、ほれ、何だっけ…前田、前田**(名前?聞き取れず)だっけ?前田、ねぇ、あの人*****(聞き取れず)だかやったでしょ?」
(前田が何したんだ?)はい。
「ねぇ、前田**。知ってる?」
前田日明(まえだあきら)ですか?
「あぁそうそう前田日明か、ほぉー知ってるねぇ!ねぇ、前田はもうやってないでしょ?」
もうやってないですねぇ。
「そうでしょ?あんなのさぁ…危ないもん。いやー、前田とか知ってるって、ホントにプロレス好きなんだねぇ!」
好きですねぇ。
「じゃあ三沢のこともショックだった。」
私三沢さんがきっかけでプロレス見るようになったんですよ。
「あれー!…いや悪いこと言ったなぁ…。」
いえいえ。
「いやそうかぁ、三沢がきっかけでねぇ…。」
はい。あ、今日はあの、武藤さんのとこの全日本プロレスでしたよ。
「あぁー武藤ね!あの人もね、あれ、昔の猪木だとかみたいな力と力のぶつかりあいみたいなのでなくて、技っちゅうかパフォーマンスが多いもんね。」
でもやっぱりカリスマ性っていうか、武藤さん全然そういうの違いましたよ。出てきた途端に周りの空気が変わりました。すごかったですよ。
「ほぉー。でも我々の頃っていうのはやっぱりアントニオ猪木だとかジャイアント馬場だとか、もうまさに体と体だとか力と力みたいなのがプロレスって感じだったからねぇ。」
いや、武藤さんってすごいですよ。確かにパフォーマンスも多いですけど、あの人がやる技って日本のプロレス界で流行るんですよ。
「ほぉ。技が?」
はい。武藤がムーンサルトプレスを使い出したら日本でも使う人が増えたし、ドラゴンスクリューも元々藤波が考えた技でしたけど、武藤が使ったら日本で爆発的に流行ってみんなやるようになったんですよ。だから日本のプロレスで流行を生み出してるような存在が武藤敬司だと思うんですよ。
「はぁー!なるほどねぇ!武藤がやると流行るのか。」
そうなんですよ。
「しっかし、藤波がやってた技だとか良く知ってるねぇ~。いやー、私もこんな若い女の人でプロレス好きな人乗せたの久々だわ!」
そうですかー。
「あれだね、あの、小池栄子みたいだね!」
●
最後のはなんか違うだろう、と思いつつ会場から家の前まで約15分、タクシーのジイさんとこんな調子でプロレス話(半分くらいはジイさんのプロレス論)をしていたのでした。
プロレス帰りはよくプロレスを見ていたっていうタクシーの運転手さんに出くわすことがあるけど、ここまでプロレストークオンリーだったのは初めてw
しかし私はアレなんです。タクシーの運転手さんとめくるめくトークを繰り広げることが多いんです。それが年配の男性であればあるほど。
今回はプロレス話だったし、ある冬の日は「冬道運転の大変さについて」を家につくまで30分ほど語り合ったこともありました。
ジイさん、かなりトークに夢中で、最初にジイさんが言っていた●●で曲がるひとつ手前のコンビニに入る車に釣られてウィンカー出して曲がっちゃって「あれっ、ここでも大丈夫だね!?」とか言ってました(実際曲がっても大丈夫)。愉快なジジイめ。
夜のタクシーでは孫顔の本領が発揮できるようです。
※…地元では市民会館と市民体育館が隣接されています。その日市民会館でもコンサートか何かあったみたい。
××までお願いします。
「あーはい、あの●●から入っていけばいい?」
はい、それでお願いします。
……
「お姉さん今日はどこからの帰り?市民会館?」
あ、はい。あの今日は体育館(※)で、プロレスでした。プロレス見てきました。
「あれー、プロレスあったの?プロレス好きなの?」
はい。
「いや~若いのにねぇ!」
いやいや、これでも結構いってるんで。もう10何年は見てます。
「あらーそう!好きなんだねぇー!私もねぇ、昔はよく見てたのさ。でもホラ、なんか最近のはあのー、パフォーマンスだとかそんなのが多くて、見なくなっちゃったんだよ。」
そうなんですか。
「だってあんな技とかさぁ…本気でやりあってたら危ないしょ。だってあの、ほれ、何だっけ…前田、前田**(名前?聞き取れず)だっけ?前田、ねぇ、あの人*****(聞き取れず)だかやったでしょ?」
(前田が何したんだ?)はい。
「ねぇ、前田**。知ってる?」
前田日明(まえだあきら)ですか?
「あぁそうそう前田日明か、ほぉー知ってるねぇ!ねぇ、前田はもうやってないでしょ?」
もうやってないですねぇ。
「そうでしょ?あんなのさぁ…危ないもん。いやー、前田とか知ってるって、ホントにプロレス好きなんだねぇ!」
好きですねぇ。
「じゃあ三沢のこともショックだった。」
私三沢さんがきっかけでプロレス見るようになったんですよ。
「あれー!…いや悪いこと言ったなぁ…。」
いえいえ。
「いやそうかぁ、三沢がきっかけでねぇ…。」
はい。あ、今日はあの、武藤さんのとこの全日本プロレスでしたよ。
「あぁー武藤ね!あの人もね、あれ、昔の猪木だとかみたいな力と力のぶつかりあいみたいなのでなくて、技っちゅうかパフォーマンスが多いもんね。」
でもやっぱりカリスマ性っていうか、武藤さん全然そういうの違いましたよ。出てきた途端に周りの空気が変わりました。すごかったですよ。
「ほぉー。でも我々の頃っていうのはやっぱりアントニオ猪木だとかジャイアント馬場だとか、もうまさに体と体だとか力と力みたいなのがプロレスって感じだったからねぇ。」
いや、武藤さんってすごいですよ。確かにパフォーマンスも多いですけど、あの人がやる技って日本のプロレス界で流行るんですよ。
「ほぉ。技が?」
はい。武藤がムーンサルトプレスを使い出したら日本でも使う人が増えたし、ドラゴンスクリューも元々藤波が考えた技でしたけど、武藤が使ったら日本で爆発的に流行ってみんなやるようになったんですよ。だから日本のプロレスで流行を生み出してるような存在が武藤敬司だと思うんですよ。
「はぁー!なるほどねぇ!武藤がやると流行るのか。」
そうなんですよ。
「しっかし、藤波がやってた技だとか良く知ってるねぇ~。いやー、私もこんな若い女の人でプロレス好きな人乗せたの久々だわ!」
そうですかー。
「あれだね、あの、小池栄子みたいだね!」
●
最後のはなんか違うだろう、と思いつつ会場から家の前まで約15分、タクシーのジイさんとこんな調子でプロレス話(半分くらいはジイさんのプロレス論)をしていたのでした。
プロレス帰りはよくプロレスを見ていたっていうタクシーの運転手さんに出くわすことがあるけど、ここまでプロレストークオンリーだったのは初めてw
しかし私はアレなんです。タクシーの運転手さんとめくるめくトークを繰り広げることが多いんです。それが年配の男性であればあるほど。
今回はプロレス話だったし、ある冬の日は「冬道運転の大変さについて」を家につくまで30分ほど語り合ったこともありました。
ジイさん、かなりトークに夢中で、最初にジイさんが言っていた●●で曲がるひとつ手前のコンビニに入る車に釣られてウィンカー出して曲がっちゃって「あれっ、ここでも大丈夫だね!?」とか言ってました(実際曲がっても大丈夫)。愉快なジジイめ。
夜のタクシーでは孫顔の本領が発揮できるようです。
※…地元では市民会館と市民体育館が隣接されています。その日市民会館でもコンサートか何かあったみたい。