私の考えは甘かった


以前のように動かなくても

働けると思っていた


受け入れられると思っていた


そんな考えは甘かった


私は

ただのお荷物でしかなかった


助けてもらえると信じていた人に

冷たい目で拒否られた


耐えられず

職場で涙が溢れてくる


好きで歩けなくなったんじゃない!


何度も死にたいと思った


辛い痛い


一生手放す事が出来ない杖


それでも

仕事に復帰することで生き甲斐を見出せると

思っていた


昨日から痛んだ足も

会社に行って『おはよう』と言えば

乗り越えられると思って出勤した


辛くても

明るく笑っていれば

道が開けると思っていた


でも

違っていた


その目は

あなたの歩くペースに合わせてられない

いちいち相手するのめんどくさい

普通に仕事できないならこなければ良いのに


そういう目だった


2年のブランクがあって

何をどうすれば良いのかわからなかったので

聞いていたのがウザイみたいです


歩くスピードだって

かなり無理して着いて行ったのに

普通に歩ける人にとって

私のスピードは遅すぎるのでしょうね



そんな事を考えていたら

職場にいることができなくなって‥


でも

黙って帰るわけにもいかず

届けの出し方を聞いたら

『早退したことないからわからない』

棘のある言い方


気に入らないんだろうなって思った



家に帰ってからも

その顔と言葉が頭から離れず


障害者は

やっぱり差別されるんだ

歩けない苦しみわからないくせに


一睡もできず

どうしたらいいかもわからない


味方になってくれると思っていた人が

敵だった

なんて


もう

行けない


私が何をしたのだろうか