多くの人々の好感を得た画期的なSTAP細胞の実証実験の成功、若き研究リーダー小保方晴子氏のユニークなキャラクターやエピソード。

それら全ては、仕組まれた捏造話だったようです。

小保方晴子氏の博士論文とNatureに掲載された論文において、重大なデータ捏造があったことが連日の大ニュースになっています。

理化学研究所や早稲田大学による詳細な発表にはもう少し時間を要しますが、これまでの詳細な分析は以下のリンク先やTwitter(論文捏造&研究不正 @JuuichiJigen)やネット上の某巨大掲示板で議論されてきました。



■小保方晴子のSTAP細胞論文の疑惑


上記サイトでは、画像や文面が他からコピーされていることが詳細に分析されています。テレビや新聞のニュース解説よりも詳しいです。

また、今回の捏造事件の背景を含めて、かなり突っ込んだ内容の記事が昨日の中日新聞に掲載されました。

それによりますと、要するに、論文だけでなく、「全部ウソ」ということです。

おばあちゃんの、あのほほ笑ましい割烹着のエピソードもウソ。ピンクや黄色に塗ったガーリーな研究室も取材用のでっち上げ(良く見直すと棚がガラ空きで使用感がない!)。
今年1月末の以下のようなニュースで、全国民がみごとに騙されたのです。

あの小保方晴子氏の笑顔は偽物で、詐欺師の笑顔だったのです。
とても許せないことです。


■論文一時は却下…かっぽう着の「リケジョ」快挙(2014年1月30日 読売新聞)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=91984
『... 研究室のスタッフ5人は全員女性。研究室の壁はピンクや黄色で、好きなムーミンのキャラクターシールも貼っている。仕事着は白衣ではなく、大学院時代に祖母からもらったかっぽう着。「これを着ると家族に応援してもらっているように感じる」という。
理系の女子学生や女性研究者を指す「リケジョ」が注目される中で飛び出した成果。日本分子生物学会理事長の大隅典子・東北大教授(53)は「発生生物学は多くの女性研究者が活躍してきた分野。若手が見つけた小さな芽を、周囲のサポートで結実させた点もすばらしい」と喜んだ。』



以下は昨日の中日新聞による衝撃的なニュース(一部)です。


■STAP疑惑底なし メディア戦略あだに (2014年3月15日) 【中日新聞】
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20140315070914336
■演出
意表を突くアイデア、人工多能性幹細胞(iPS細胞)をしのぐ実用性…。世界を驚かせた論文は、若い小保方氏をみこしにかついだ腕自慢の面々による共同作業だった。
「刺激で万能細胞」という構想は、芸術的発想が豊かな大和(やまと)雅之東京女子医大教授と米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授が唱えていた。執筆は、再生医学で日本を代表する笹井芳樹理研副センター長が主導し、マウスの実験は名人として知られる若山照彦山梨大教授が担当した。
小保方氏は、早稲田大で常田(つねだ)聡教授の研究室に所属した後、大和教授に学び、大和教授と知り合いのバカンティ教授のもとに留学し、万能細胞のアイデアを知った。小保方氏が若山氏を訪れたのは2010年夏。理研にいた若山氏は「ハーバードの研究者から頼まれてマウスの実験を引き受けた」と話す。その半年後に小保方氏は理研入り。若山氏は山梨大に去ったが、笹井氏や丹羽氏の知遇を得てユニットリーダーに就いた。
笹井氏は小保方氏を大舞台に押し上げようと奮闘。
会見に備え、理研広報チームと笹井氏、小保方氏が1カ月前からピンクや黄色の実験室を準備し、かっぽう着のアイデアも思いついた。文部科学省幹部は「笹井先生はうれしかったんだと思う。iPSが見つかるまでは、笹井先生が(山中伸弥京都大教授より)上にいた」。会見ではSTAP細胞の優位性が強調された。

■暗転
だが暗転はすぐだった。メディア戦略は理研幹部が「予想を上回った」と驚く成功を収めた。あまりに目立ちすぎたため、疑惑探索の専門家が早速、動きだした。インターネット上での指摘が静かに広がり始め、理研も内々に調査を始めた。ネイチャーが論文を無料公開すると、さらに疑惑探索者が増え、坂道を転げ落ちるように問題点が次々に見つかった。
大和氏は2月5日にツイッターで「博多行きの電車に乗った」との発言を残したまま。笹井氏は沈黙を続ける。
疑惑はどこまで増殖するのか。中辻憲夫京都大教授は「底なし沼」と表現している。





3月14日の記者会見場では、ノーベル化学賞受賞の野依良治理事長に謝罪させた事件の張本人たち、笹井芳樹副センター長と小保方晴子氏は行方不明。

早稲田大学、東京女子医大で小保方晴子氏に関係した教授たちも、いい加減な研究指導と論文審査をしたことで今後は責任が追及されることでしょう。

ハーバード大学のバカンティー氏は、あまり実績のある研究者では無いようで、博士号のない麻酔医です。ハーバード大学における自分の地位が危ないので、論文の取り下げには絶対に反対し続けることでしょう。

それにしても、若山照彦氏は「この論文はNatureから取り下げるべきだ」とよくぞ告発に踏み切ったものです。今は理研を離れていることに関係あるかもしれませんが、上記の登場人物の中で、この人だけは研究者として信頼できる人だと思います。


■論文捏造&研究不正
https://twitter.com/JuuichiJigen
小保方氏の出身の早稲田大学の研究室の博士論文が引き続き分析されています。
他に少なくとも3名、不正行為をしていた卒業生がいるようなのです。コピペのやり方は、小保方氏と同様です。
早稲田大学、最悪です。
「ノーベル賞」とかは、もっと優秀な研究者の形容に使って欲しい言葉です。



■怪しい動きのある、小保方氏博士論文関係者たち

理研の発表日の1月末~2月にかけて消息不明その他、異常な動きを東京理科大学や早稲田大学の教授たちがしているようです。
身に覚えのある人たちが、予定されていた学会での公演を突然中止したり、行方をくらましたりと、裏でこそこそ隠れて反応している模様です。
この姑息な態度こそ、自覚的に悪事を働いていた証拠だと思います。
理研だけでなく、小保方氏を指導した東京女子医大と早稲田大学の複数の研究室の不正行為が問題になるのは確実ではないでしょうか。


・東京女子医大 大和雅之 @yamanyan ←2/5行方不明「博多行きの電車乗ったなう。」
https://www.facebook.com/myamato

・早稲田大学 常田聡
http://www.waseda.jp/sem-tsuneda/japanese/intro.html

・早稲田大学 武岡真司 @ShinjiTakeoka ←1/29 twitterアカウント破棄
http://www.takeoka.biomed.sci.waseda.ac.jp/index.php