今思えば、退院当初、メルクマニュアルの大動脈解離の解説のせいで、かなり悲観していた。
メルクマニュアル家庭版 大動脈解離
「最初の2週間を乗り越えた人の5年生存率は60%、10年生存率は少なくとも40%です。」
この内容を、ほぼ一ヶ月の間、真に受けてしまった。
最悪の日々だった。

こんなアバウトな記述がまだまかり通っているのかと、今では怒りでとても頭に来ている。

大動脈解離のタイプが違うと余命も異なるし、また、常識的に考えて、発症の年齢で余命が違うのは当たり前だろう。
何も考えずに全部一緒くたにして余命の数字を出して、何か意味があるのだろうか?
ステントグラフトも一般的になってきているのに、その記述さえない。
何か「最新」だ!
改訂版を出すべきだ。
そうでないと、私みたいなまじめな人間が真に受けて人生を悲観することになるのだ。

大動脈解離の説明に関しては、メルクマニュアルは全くお勧めできません。
絶対に参考にしないで欲しいです。