2月4日(土曜日)に、救急車で病院(阪和記念病院)に運ばれ、3~4人の医師や看護師に囲まれて、診断&処置を受けた。
夕方の6時頃だった。

背中の筋肉がつったような感じ。
苦しい。
息をするのがつらい。
息を止めると楽になる。
背中を伸ばしたら、少し楽になる....
...といった私の状態を医師たちは聞き、対応してくれた。

「気胸では...ないよな。筋肉弛緩剤は使いたくないんだ。何かわからんなぁ。CTはまだなんか?」
「CTは他が使っていて、もう少ししたら空きます」
という会話が聞こえた。

背中を伸ばしたら、とても楽になるという私の話を聞き、担当の医師は私の手を引っ張って上半身を少しストレッチしてくれた。
息がとても楽になった。
これでやっと楽になって、一息つけた。
それまでは、歯を食いしばり、うなり声を上げて苦しさに耐えていたのだ。

CTが使えるようになったのか、私は造影剤使用の同意書類にサインをして、ベットごと検査室に運ばれていった。
このあたりで記憶がなくなった。
その後すぐ、元の救急の部屋に戻ってきたようで、医師がCTの検査結果を見て、「あ~わかった! 解離や!」と大きな声を上げたのは覚えていた。
このとき私は何かわからなかったが、助かった気がした。

緊急入院したときには全く覚えてなかったが、その後、定期的にこのCTの検査室に行くことになった。
あらかじめ、生理食塩水の点滴を打たれて、点滴を自分で持って看護師と一緒に歩いて検査室に行き(入院時は車いすだったが)、CTの検査機に横になって、しばらくしたら造影剤が点滴される。
機械にはメーカーの東芝のロゴが入っていた。巨大なドーナツ状の機械だ。
「東芝製か...」と意味もなく思った。
仰向けに寝て天井を見ると、ちょっとおかしかった。

天井はペンキで水色に塗られていて、白い雲がかかれていた。
...が、少し下手だった。