待ち箱設置2年目にして、初めてニホンミツバチの探索蜂が来てくれました!

春になるとミツバチの群れに新女王が生まれます。
女王が2匹になると、群れを半分に分けて、片方の群れが新しい巣箱に引っ越す分蜂というイベントが発生します。ミツバチは、そのように群れを増やし、生活エリアを拡大しながら種を保っている昆虫です。

そして、その分蜂に先駆けて、群れが住むための物件を探して飛び回るのが、今回やって来た探索蜂です。
最初に見た時は数匹(動画1)



、しばらく置いてから見た時には20匹程度の探索蜂(動画2)



が来ていました。

最初は1匹の探索蜂が見て、気にいると仲間を連れて確認に来るので、入居候補の物件になると少しずつ探索蜂が増えるそうです。

探索蜂の数は、昼頃に来ていた2,30匹が今日のピークでした。
待ち箱の入り口から中に入り、中を見ている蜂、入り口付近を入念に確かめている蜂、待ち箱には入ろうとせず周りの様子を確認しながら飛び回っている蜂など行動も様々でした。出たり入ったりしながら、この物件で良いのか念入りに確認している様子が窺えました。



住む場所を決めるのにこれだけの確認をする昆虫はほとんどないと思います。ミツバチは社会性が高い昆虫だと言われる事も納得です。

今年は、冬から目撃するニホンミツバチの数が多かったので、もしかしたら?と淡い期待を抱いていました。
それに加えて、先日頂いた、蜜蝋を煮出して作った誘因液や待ち箱ルアー(写真にある丸い物)が効果を発揮してくれた事で、探索蜂が来てくれたと思います。

まだ、入居が決まったわけではなく、探索蜂が来ただけですが、情報を調べていくと、探索蜂が来るだけでも結構すごい事なようです。

できれば入居して欲しいとは思いますが、見守る事しかできません。
まずは、次の晴れ間にまた見に来てくれるかどうか?
そのハードルさえ越えられれば、ミツバチの群れは女王蜂を引き連れて引越してくるのではないかな?と思っています。