ブルーベリーの花が少しずつ咲き始めました。




まだ、開花期には少し早い気もしますが、一部品種の開花が少しずつ始まっています。


今咲いている品種は、真冬に間違って咲いたため、多くの花を無駄に消費してしまった品種ばかりです。真冬に咲く花はハウス栽培などでない限り果実にはなりません。特にOPIは9割近い花芽を真冬の開花で消費してしまい、今回載せた他の品種も、今年の収穫が怪しくなる勢いで咲きそうになっていました。


3月を迎えて、今率直な感想を言うなら「意外と持ち堪えてくれた」これに尽きます。収穫が怪しくなる勢いで咲きそうだった花芽は、花芽が開きそうなまま、この時期まで咲くのを待ってくれました。


一部例外もありますが、冬に花が咲いてしまう品種には共通点があり、それらの収穫が無くなるととても痛いのです。

その共通点とは、5月末、6月頭から収穫ができる事です。一般的に国産ブルーベリーが市場に溢れるのは6月末〜7月ごろの事です。1か月早く市場に出せる事はかなりの強みです。

また、7,8月に出てくる品種とは、味の傾向や食感の傾向も違うので、それを知っていて、シーズン開幕を狙って購入してくださる方や、時期毎に食べ比べをしている方もいます。


今年は冬の暖かさで、その大事な6月頭の収穫がごっそりと無くなってしまう事も覚悟していましたが、最悪な事態は免れる事ができそうです。


例年早い品種は3/15ごろから開花し始め、その花は蜂により受粉される事で果実になります。例年より1週間程度早いですが、おそらく果実になってくれるはずです。


去年の6月頭は、安定の中粒品種OPI、500円玉大のジューシー品種ユーリカ、小粒ながら濃厚で大人気なオーゼキブルーが主体となっていましたが、今年からはそこにスプリングハイ、スノーチェイサーが加わる予定です。

冬の状況から、憂鬱になっていた事も正直なところありますが、ようやくブルーベリーシーズン到来が楽しみ!と言えるくらいには目処が立ち、とても嬉しいです。


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