今日はブルーベリー食べ比べです。
前回までで、40品種を食べ比べてきました。
当園の全104品種を今年紹介する事はできませんが、出来る限り紹介していきたいと思います。
まずは、メンデイトです。
ブルームの回で紹介した、ブルームがほとんど付いておらず、黒光りする見た目が特徴的な品種です。
やや大きめの球形果実で黒光りしていたら、すぐにメンデイトと分かるくらいです。
皮が硬いところ、ややタネ感があるところが典型的なラビットアイです。
味は甘味酸味ともにはっきりとした濃い味、香りは少し物足りないです。味の濃さや甘酸バランスを活かしてジャムなどに加工しても美味しいと思います。
球形
甘味 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
酸味 ⭐︎⭐︎⭐︎
風味 ⭐︎⭐︎
食感 ⭐︎⭐︎
サイズ ⭐︎⭐︎⭐︎
オススメ度 ⭐︎⭐︎⭐︎
クレイワーです。
見た目が特徴的(少し怖い?)な品種ですが、見た目に似合わず、繊細な風味を持っています。
ラビットアイ系ですが、限りなくハイブッシュに近い皮の薄さ、果肉の滑らかさを併せ持っています。
そして、ラビットアイ系らしく甘味が全面に出つつ、爽やかな酸味が調和しています。
美味しく、サイズもまずまずですが、雨が降ると裂果しやすい点が残念です。
それ以外に欠点はほとんどない優秀ブルーベリーです。
偏平形〜楕円形
甘味 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
酸味 ⭐︎⭐︎⭐︎
風味 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
食感 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
サイズ ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
オススメ度 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
オースチンです。
果皮はラビットアイ系の中では、柔らかめで、甘酸っぱい果汁が溢れ出てくるジューシーな品種です。
同時期にラビットアイ系の大実品種、ハイブッシュ系晩成のチャンドラーなどがあるため、サイズでは目立ちませんが、小さいと言うほどでもありません。
地味ながら無難に美味しい品種です。
楕円形
甘味 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
酸味 ⭐︎⭐︎⭐︎
風味 ⭐︎⭐︎⭐︎
食感 ⭐︎⭐︎⭐︎
サイズ ⭐︎⭐︎⭐︎
オススメ度 ⭐︎⭐︎⭐︎
コロンバスです。
ブルームがたっぷり乗った青白い果実でサイズは、中サイズから特大一歩手前くらいまでバラつきがあります。
皮、果肉とも柔らかく、ラビットアイ系の中ではかなり繊細な舌触りです。
やや甘味が立つ濃い目の味で、風味も良く美味しいです。
そのまま食べてもクオリティが高い品種ですが、味の濃さ、香りの良さを活かして加工してみたいとも思わされます。
偏平形〜楕円形
甘味 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
酸味 ⭐︎⭐︎⭐︎
風味 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
サイズ ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
オススメ度 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
フェスティバルです。
果汁をたっぷりと含んだ、滑らかなゼリー状果肉が素晴らしい品種です。
濃いジュースを思わせる味わいで、甘味が特に強いです。種をあまり感じない事を含めて、味や食感にマイナス要素が無い品種です。
こんなにも素晴らしい品種がアメリカでは、品種登録されず、試験品種止まりだった事が驚きです。
楕円形
甘味 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
酸味 ⭐︎⭐︎⭐︎
風味 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
サイズ ⭐︎⭐︎⭐︎
オススメ度 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
最後に、ハイブッシュ系の極晩成品種オーロラです。
ほとんどのハイブッシュ系が終わりかけた今の時期に食べられる貴重な品種で、濃い酸味が特徴的です。
酸っぱ過ぎて食べられないというわけではなく、爽やかかつ濃厚な味わいで、果皮は薄く、果肉も柔らかいです。
甘いラビットアイ系と一緒に食べたり、甘味を足してソースを作ったらかなり濃厚な味の物ができるのでは?と想像しています。
楕円形
甘味 ⭐︎⭐︎
酸味 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
風味 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
食感 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
サイズ ⭐︎⭐︎⭐︎
オススメ度 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
今日は6品種の食べ比べを紹介する事ができました。
公式サイトのデータベースも少しずつ充実させていきますので、そちらもよろしくお願い致します。
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