イチジクが動き出しました。
ブルーベリーや木苺類に比べてより温かい地域原産なので、春の生育気温もやや高い為動き出しもその分遅いです。
動き出したとは言え、品種によって成長度合いは様々です。
1つ1つ載せていきます。
まずはギリシャの品種ロードスです。
ギリシャのロードス島原産ですが、位置的にはほぼトルコです。
地上部の芽はまだ葉の形が確認できるほど動いていませんが、ひこばえが生えてきました。
うーん。土中温度の方が高いからかひこばえの方がよく育っています。
ひこばえをしっかり育てて株分けする事もできるのですが、挿し木が簡単なイチジクでそれをやる価値はあまり無いと思いますし、ひこばえは本体以上に養水分を食ってしまうので、早めに取り除くのが良さそうです。
ロンドボルドーです。
実家には大木がある小さな果実で甘くて食感も良い美味しい品種です。
指が長い手のひらのような葉が特徴的な品種ですが、小さな若葉の段階で既にその形状になりつつあります。
そしてアーチペルです。
展葉具合は1,2位を争います。そして、ロンドボルドーの葉にもよく似た5本指の葉です。
リサです。
芽が動くタイミングは1番早かった品種です。
展葉より先にまさかの夏果が出てきています。
薄緑色の尖った芽からは葉や枝が出て、濃い黄緑の丸い芽が夏果になる芽です。
リトルミスフィギーです。
国内の販売サイトでは秋果専用と書かれていましたが明らかに夏果があります。
海外サイトを見たのですがイマイチわかりませんでした。しばらくは様子見ですね。
LSUエバービーリングです。
葉より早く夏果が動いています。
LSU系(セレスト系)は葉の動き出しが遅いです。
レディホワイトです。
まもなく葉が見えそうというペースです。
レディ三姉妹も動き出し遅めです。これでもレディホワイトは早い方です。
日本で1番古くから栽培されている品種の蓬莱柿です。
アーチペルと1,2番を争う早さで葉が出ました。
葉脈もくっきりしていて、シンプルながらカッコいい形状です。
ゼブラスイートです。
縞模様の果実が目を引く品種です。
芯止めを忘れたので、とんでもない数の枝が出そうです。
アーチペル、蓬莱柿、ロンドボルドーに次ぐ4番目の成長度合いです。
イチジクは動き出しが遅いので、まだうんともすんとも言わず心配している方が多いと思います。
中山間地とは言え温暖な愛知県でもこのペースなので、更に寒い地域になればもう少し遅いでしょう。
当地でも品種によっては4月末くらいまで葉が出ないものもありますし、気長にゆっくり待ちましょう。
葉が動いたら動いたで水を吸う量がとてつもないので、水やりが大変なのがイチジクという植物です。
この鉢数を管理する夏は初めてなので、少し不安ですが、本業との両立を頑張ります。