コガネムシ幼虫の被害に遭ったブルーベリーは多く、根のほとんどを食べられてしまった物もあります。

ほとんどの根を失った場合復活は難しいですが、2,3割くらい残っていれば、土を変え、コガネムシが入らない対策をして適切に管理をする事で復活する可能性は十分にあります。


秋頃に根の8割を食べられたブルーベリー苗の写真です。

同時期の健康な株はこれくらいの根張りでした。


上の写真並みに被害に遭ったブルーベリーたちは復活したのか?枯れてしまったのか?

様子を見てみたいと思います。


こちらはこちらラビットアイ系フェスティバルです。

パンパンに根が張っているところまではいきませんが、7号鉢ぴったりの根鉢から白い新しい根が少し顔を覗かせています。


ラヒはこんな感じです。

根張りはイマイチですが、底から綺麗な新根が出ています。


メンデイトは側面から根の姿は見えませんが、しっかりと土を抱きかかえているのでそれなりに根は張っていると思われます。

余談ですが、メンデイトは5株中5株がコガネムシ被害に遭いました。

コガネムシに好かれる品種とそうでない品種は確実にあると思います。


最後に、コガネムシの被害に遭わなかったバルドウィンの根鉢はこんな感じです。

やはり、根張りが桁違いですね。

上の3株もコガネムシが入らなければこれくらいになっていたと思うので悔やまれます。

植物の根はなかなか見る機会がありませんが、根が健康でなければ地上部も健全に育ちません。


最後に、コガネムシ被害に遭った3株と、遭わなかったバルドウィンを並べて写真を撮ってみました。

説明しなくてもどれがバルドウィンか分かるレベルで差があります。

1番右の緑色の太いシュートが何本も立っているのがバルドウィン、左3本がコガネムシ被害株です。


毎年株元から2本ずつ強いシュートを出して欲しいと思っていますが、バルドウィンは5本出ました。

根が減ると1本も出なかったり、今までに出ていた物が枯れてしまったりします。


コガネムシ被害にはくれぐれも気をつけていきましょう!