鉢栽培と言えども、雑草は生えてきます。

様々な種類の雑草の種が土には入っていますが、全てが発芽するわけではなく、その環境に合ったものが発芽してくるそうです。


ブルーベリーの鉢から雑草を除去しましたので、生えていた雑草の種類から土の状況を推測してみたいと思います。


今回の見回りでブルーベリー鉢から発見した雑草は5種類でした。

その5種類の雑草がどのような環境を好むのかを調べてみました。共通点は見当るのでしょうか?


1つ目の雑草はカタバミです。

カタバミが1番多く見られました。

カタバミは酸性度が強く痩せた土を好むそうです。

酸性度が強いのは狙い通り、痩せた土がどの程度の事を指すのかが分かりませんが、ブルーベリーは肥料が効き過ぎた土は好まないので、カタバミが多く生えてくる土はブルーベリーとしても悪くないのでは?と感じています。

しかし、、、カタバミは抜いても抜いても生えてきますし、うまく抜かないと根が地中に残り厄介です。

余談ですがカタバミは夜になると葉を閉じる就眠運動という活動をします。

熱帯果樹のスターフルーツもカタバミ科ですが、スターフルーツも夜になると葉を閉じます。


2番目の雑草はタネツケバナです。

湿った土を好み、水田の周りに多く生える草です。

時には半分水に浸かった状態で、生育しています。

ブルーベリーも、極度の乾燥を嫌うので、この草が生えるのも許容範囲内だと思います。


3つ目の雑草はアメリカスミレサイシンです。

(アメリカスミレサイシンと判断しましたが、正しいかは分かりません?この植物の名前が分かる方がいましたら教えてください。)

この草はアメリカから来た帰化植物で、今は日本国内各地に野生化して増えているようで、土質は特に気にしないそうです。

スミレの仲間なので、花がとても綺麗です。

見かけたら花壇や鉢に植えて育てても楽しめると思います。


4つ目の雑草はスズメノカタビラです。

土質問わず至るところから生えるので、この植物が生えても何も判断できません。

どちらかといえば湿った環境を好むそうですが、乾燥した地面でもよく見かけます。

ちなみに、この草は北極、南極を除くほとんどの地域に生息しているそうです。


最後の雑草はオオアレチノギクです。

名前の通り荒れ地を好んで生える草だそうです。

さらにアレロパシー作用で他の植物を枯らすので、この植物が生えるとさらに荒れ地になってしまうとの事です。



まとめ

当園のブルーベリー圃場は荒れ地である。


冗談はさておき、湿った酸性土を好む植物が多く生えていたので、まずまず悪くない環境を作れているのかな?と思いました。

今後は雑草では無く将来主軸になれるようなシュートが生えてくる事を強く望みます。