スタンド前から動き出すレース展開...ざわめき出す場内。折り合いを欠いたナムラクレセントとオルフェーヴルがまさかの先頭争いを!3コーナー手前で先頭にたったオルフェーヴルに異変が起きたのはその直後だった...。
必死になだめる池添騎手の手が思い切り手綱を引いている!!!コースを大きく外側に外れるオルフェーヴル・・・まさか・・・故障???最悪の想像が頭をよぎる...オルフェーヴルは後方2番手まで後退...やはりダメなのか?
しかし、次の瞬間三冠馬の闘志に火がつく!!!激しく動く池添騎手の腕!「オルフェーヴルが蘇ってきた!」という実況の声に、まさかそんなことは?と思った瞬間だった。一気に加速し馬群をまくってくるオルフェーヴル!こんな馬見たこと無い!一度はレースを中止するのかと思われた馬が再度レースに加わるなんて!
4コーナで一気に先頭に追いついたオルフェーヴル!まさか、そのまま突き放すのか?内で粘るナムラクレセント、そして真ん中を突き抜けてくるギュスターヴクライ、その外からオルフェーヴルという直線の展開!抜け出すギュスターヴクライに迫るオルフェーヴル!「行け!差せ!」と無意識に叫ぶ!しかし、さすがの3冠馬もあれだけのロスは取り戻し切れなかった。結果は半馬身届かず・・・2着。奇しくも勝ったギュスターヴクライは、あの3冠馬ディープインパクトに国内で唯一土をつけたハーツクライの子供であった。これも大物食いの血のなせる技なのか...。
「とんでもないレースになりました!」という実況の声が震えている。私もTV画面でオルフェーヴルの姿を追いながら、全身に鳥肌が立ち、両手の震えを感じていた。「なんだこの馬!?」・・・それは私にとって、あのサイレンススズカ以来の衝撃だった。
このレースは競馬史上に残る伝説のレースとなるはず。しかし、今回のレースは競走馬そして騎手共に決して褒められるレースではなく、どちらかと言えば「最悪」のレースだと評価すべきだろう。今回の結果で、この先「世界」を目指すオルフェーヴルにとって「折り合い」という大きな課題を残した。この様なレースをしていては、「凱旋門賞」は愚か「春の天皇賞」も危険信号がともってしまう。
しかし、あの闘志とスタミナは尋常ではなく、常識では考えられない!折り合いという不安要素が取り除かれた時、この馬はどれほど強くなるのだろうか?オルフェーヴルファンである私としては不安よりも、その底知れぬポテンシャルの高さに更なる期待感を抱いてしまう今回のレースであった。
【2012 阪神大賞典】
オルフェーヴルはまだまだ強くなる!IUの3段ブースターの様にまだまだ伸びる!
それにしても凄かった・・・まだ震えが止まらない(((( ;°Д°))))
NHA21
