突然だけど、仕事における「定年制」の必要性とは?ということを、最近よく考えている。

 

「人生100年時代」といわれる昨今。

 

60歳でスパッと仕事を辞めて、そのあと「いつまで続くか分からない老後」を、国から貰う年金だけで細々と暮らすというのは色んな意味でナンセンス。

 

生活のためにも、生きがいのためにも、「身体と頭が元気なうちはいつまでも働き続ける」のが、自身にとっても周りにとっても最良な生き方だとは思う。

 

でも。

 

「本当に身体と頭が元気という状況なのかどうか」は、誰が、どうやって判断するの?

 

(たとえば)70歳を過ぎた人が、「自分はまだまだ元気だから」と、会社の最前線で働き続けることは、果たして会社にとって良いことなのだろうか。

 

中小企業の経営層の「偉い」人とかは、定年など関係なく何歳になってもバリバリと現役で活躍されている人が多い印象だけど、それって本当に会社の為になってるのかな?

 

もちろん、その年齢になるまで経験を積んだからこそ築くことができた膨大な知見をもって「会社のご意見番的な立ち場」として活躍し続ける(会社を陰から見守り続ける)のは、大いにアリだと思う。

 

でも、(たとえば)70歳を過ぎた人が、いつまでも会社の現場のど真ん中、中枢、最前線に立ち続けるのは、どうかと思う。

 

(たとえば)70歳という年齢に達するまでの経験を重ねたからこそ持っている強みがある反面、今の時代にそぐわない古い価値観や経営センスをいつまでも振りかざし続けてしまう危険性もあるのではないか。

 

どんなに健康に気を付けて過ごしていたとしても、加齢による衰え(記憶力とか吸収力、咄嗟の判断力とか)は避けられないと思うし。

 

しかも厄介なのは、会社の中で(たとえば)70歳くらいの大御所レベルになった人(いい意味でも悪い意味でも)に対しては、「その考え方は古いですよ、間違ってますよ」と、指摘できる人がいないこと。

 

もはや、裸の王様状態。

 

裸の王様が舵を切る会社、将来性がないに決まってる。

 

 

・・・何を言いたいかというと、「今の会社で私が出来ること・すべきことは何なんだろう」ということ魂