20時過ぎに破水して


主人と2人で陣痛室にて待機していました。



NSTを付け

お腹の張り具合のチェックをしていましたが

まだ本格的な陣痛は始まっておらず

おそらく出産は翌日の午前になるとのことで

「少し眠たくなる点滴をうつので、
    今晩はゆっくり休んでください。
    明日の朝なら
    小児科の先生もたくさんいるので。」

と主治医より説明されました。

その後、両親が到着しましたが

長引きそうなのでと

一旦帰ってもらいました。

母はとても心配なようで

「大丈夫なん?」

「ほんまに赤ちゃん大丈夫なん?」

「大丈夫なんやろなあ」

と何通もLINEを送ってきました。





「大丈夫って思うしかない!」

と返信すると、

「そりゃそうやなあ。」

と、納得したようでした。

(こんなに心配していた母ですが、
   家に一旦帰宅してから父と爆睡した様で
   後ほど出産報告の連絡をしても繋がらず
   LINEもしばらく未読のままでした。)








主治医より

今晩はゆっくり休めって言われたものの

全く休めませんでした。




陣痛室は強制的に消灯し真っ暗にされ、

冷房機がない部屋なので蒸し暑く
(真夏です)

主人はもちろんベッドなど用意されていないので

パイプ椅子に座らされていました。

また、仕事帰りで着替え等持っていなかったため

私の入院用にストックしていた

ステテコとTシャツ(かなりピチピチ)、

靴はビジネスシューズ👞

という不思議な格好で

私よりも苦しそうにしていました。





途中、病室のふなっしーの抱き枕を
   
持って来てほしいとお願いしたのですが、

奇妙な格好でふなっしーを抱きながら

深夜の病棟をウロついている主人を

入院中の妊婦さんが目撃し、

ギョッとされていたそうです。

確かに怖いですよね。






しばらくは

お腹もさほど痛くなく余裕だったのですが、

日付変わって1時半くらいから

本格的に痛み出しました。

「先生には翌朝の出産になるって
   言われたしな。」

と我慢していたのですが、

苦しむ私を主人が見兼ねて

ナースコールを押しました。



助産師さんに内診してもらうと

「おぉ、子宮口も開いてきてるね!
   初産だとお産が早く進むので
   今から分娩台に行きましょうか!」

と言われ

2時半くらいに

奇妙な格好の主人と共に

分娩台へと向かいました。






お産は明日だと予想されていた為、

部屋の準備が整っておらず

助産師さんが一人で

慌ただしく動いています。



どんどん痛みが激しくなり、

その度に「イタ〜〜!」と叫んでしまい

準備で忙しい助産師さんが

腰をさすってくださいました。


それが、とても助かりました。






いつのまにか

たくさんの先生に囲まれており、






「小児科には連絡した?!」

といった声が飛び交う中、

う・・・なんか出てきそう・・・

となり、

でもまだいきまないでと止められ

もう訳わからない状態になりました。

息を吸って、吐いても上手くできず

酸素カプセルの様なものが口に付けられ
(めっちゃ邪魔で余計に苦しい気がして
   すごくイライラしてしまった)

「次の陣痛で赤ちゃん産みましょうね!」

「赤ちゃん頑張ってるよ!」

「はい!出てきました〜!!」

てな感じで

午前3時21分

1540グラムの男の子が誕生しました。





横ですぐに赤ちゃんの処置が始まりました。

確か3回くらい

「んあぁ」と小さく泣いていたと思います。



私はというと

ただただボーっと赤ちゃんの方を

見つめていた気がします。

涙なんて出ません。

我が子は大丈夫なのか・・・


しばらくすると小児科の先生が

保育器に入った赤ちゃんを

私の横に連れてきてくださり

「今からNICUに向かいます。
   お母さん、
   よかったら赤ちゃんに触れてください。」

とおっしゃったので

少しだけ、手をツンツンしてみました。

「なんか赤茶色やし
    やっぱり小さいし、
    元気ないなあ。
    私手洗ってないけど
    触って大丈夫なんかなあ。」

そんな事を思っていました。




すぐに赤ちゃんは

NICUへと運ばれて行きました。








そのまま2時間ほど

分娩室で主人と過ごしました。


「女の人ってすごいなあ。 
   俺は立ち会って
   自分が無力だと感じたわ。
   何もできなかった。」

と主人が言ってましたが



そばにいてくれるだけで

とても安心しました。





しばらくして病室まで

歩いて戻るよう言われましたが

立った瞬間

すごい目眩と動悸に襲われ

手すりを持たないと進めなくなりました。

助産師さんが

「大丈夫?」とおっしゃったのですが

本当に動悸が激しかったので

「やばいです・・・なんか・・・
    し・・・心臓が・・・」

と言うと

主人が何故か横でにやけていました。





イライラしましたが

さすがに怒鳴る体力はありませんでした。




なんとかそのまま歩いて病室に戻り、

小児科の先生が

赤ちゃんの状態の説明に来られるまで

仮眠をとることにしました。