皆様どうもお疲れ様です。
最近色んな邦楽の紹介記事を書いていましたが、
よく考えたら自分の音楽的な要素の紹介がほとんどなかったです😄
と言いつつ、今現在自分の音源紹介ができる環境ではないので、
→音源制作は順調に進んでいます! 出来次第、ここでも紹介しますね。
今回は音楽制作に関する記事を書こうかと思います。
僕の周りの音楽関係の仲間からたまに聞くのが、
「作曲はまだできるけど作詞が難しい…」
「自分の感情を詩にするのが恥ずかしい…」
「作詞ってそもそもどうやったらいいのか…」
という声をよく聞きます。
僕個人的なことを言えば、作曲技術よりも作詞技術の方が専門知識なく練習できるので、
やり方さえわかれば作詞は絶対できます!(断言!)
僕は音楽活動で人前でライブを始めて6年目になりますが、未だに作詞に悩むことはありません。
そこで需要があるかどうかわかりませんが、自分の作詞についての考え方なんかを紹介してみます。
今回は初級編。
全く歌詞を書いたことない人や、
これから歌詞を書いてみたい人に向けて書きます。
作詞そのものが苦手な方に向けても
何かアドバイスできないかなぁと思います。
それではどうぞ。
→あくまで個人的な方法なので、ゆるーく読んでいただければ。
【作詞のススメ 初級編】
①作詞と日記の違いとは
そもそも作詞っていうのは、
「曲に乗せる歌詞を書く」という行為なのですが、
曲に乗せないといけないから難しいわけです。
曲の速度や小節数も関係なく好きなように言葉を書けるなら、多分そんなに苦労せずに文章が書けると思います。
その代表格が、僕は手紙や日記だと思っています。
例えばさだまさしの「関白宣言」は、自分の奥さんになる女性に向けた、手紙のような宣言が歌詞となっています。
この曲は今でも時代を越えた名曲となっていますが、これ歌詞だけ見るとどうでしょうか。
「俺より先に寝てはいけない 俺より後に起きてもいけない」
「飯はうまく作れ いつも綺麗でいろ できる範囲で構わないから」
おそらくメロディが付いてなければ、きっと亭主関白の夫が自分の奥さんに喋ってる文章でしかない。
これだけなら、多分書けそうな気がしませんか?
→もちろんこれを曲に落とし込むには相当な技術が必要なんですが。
作詞をしてみたいという方、まずは身近な人に手紙を書くか、
そういう相手がいない場合は日記を書いてみましょう。
極論、その文章にメロディが乗れば、作詞の完成です。
②言葉にメロディを乗せる
もし手紙や日記を書いても、それをメロディに乗せるのは非常に難しいです。
どちらかといえば、自分の思いを書くという行為に慣れることが大切なので。
それができたら、その文章にメロディを乗せてみましょう。
「いやいや、そんな難しいことできないよ!!」と思った方、
別に長文の文章にメロディを乗せる必要はないです。
「ぽっぽっぽ はとぽっぽ」
おそらく日本国民の半分以上が口ずさめる曲でしょうか。
作詞の構造を最小限にまで削ぎ落とした結果です。
書いた手紙や日記の一部にメロディを乗せてみましょう。
鼻歌でいいんです。短文でいいんです。
「腹へった」 「大好きだ」 「クソ眠い」 「マジ卍」 でもなんでもいいです。
思い思いのメロディを乗せてみましょう。
近所の中年男性が、鼻歌まじりによく自作の歌詞で歌ってませんか?
アレです。 あの行為の究極が作詞行為です。
作詞に対するハードルが下がってきてたら嬉しいです。
③自分の詞世界を知る
今の時点で、「日常生活で浮かぶ短い分に鼻歌を乗せられる」ことはできそうですね。
次はいよいよ作詞に向けた準備をしていきます。
事実を伝える日記や手紙と違い、作詞は表現方法です。
つまり作詞では「何を伝えたいのか」が大切です。
「日常の素晴らしさ」を伝えたいのか、「幻想的な世界」を表現したいのか、
これが一番大切なんですが、これを見極めるのが難しい。
ですが、最初はそういう表現のルーツを探索する必要はありません。
あくまで作詞のススメですので。
なのでまず「自分が感銘を受けたアーティスト」を選んでみましょう。
→英語詞が書きたいのではないなら、ここでは邦楽の、できれば日本語詞のアーティストが良いですね。
最近聴く機会があったのでこの曲挙げてみます。
斉藤和義、いい年の取り方してるよなぁ。
別にここで選ぶアーティストは誰でもいいんですが。
次の項目にかかってきます。
④好きな曲の歌詞をリライト
楽曲制作のためには、作詞と作曲が必要ですが、
初心者の段階で、曲もないまま作詞をする(詞先と言います)のはハードルが高いので、まず曲を用意しましょう。
別に作曲するところから始めなくても構いません。
人の曲に自分の歌詞を当て嵌めてみましょう。
さっきの斉藤和義「Boy」のサビの歌詞、
「ドレミファソラシド/僕らは今どこ」
「 白黒灰色/ズルくなれ/うまくやれ」
「 ヒステリックな風/吹き荒れてる」
これに適当な言葉をはめ込みます。
「ラーメンは醤油/味噌 塩 豚骨」
「つけ麺 坦々/全部食え/たいらげろ」
「明日も行列に/並ぶのさ」
多分これでもメロディに乗せて歌えます。
全く格好良くない、すげえダサいですが、これも歌詞です。
メロディが乗ってるので、これもれっきとした歌詞です!
これは替え歌的な手法ですが、
元の歌詞の「ドレミファソラシド」は8文字なので、
そこに当て嵌める自分の歌詞も8文字になる方が歌いやすいはずです。
こんな感じで、自分の考えた文章を曲に嵌め込む作業は大切です。
嘉門達夫さんみたいなアーティストを目指すのであればこれでもいいですが、
自分の曲を作って表現したい人にとっては、この嵌め込み作業ができてないと、楽曲に言葉が綺麗に乗りません。
言葉足らずになったり、変な伸ばし方をしないといけなくなります。
誰かに発表する訳でもないので、自由に好きな曲に自分の歌詞を乗せてみましょう。
⑤実際に書いてみる
有名アーティストの曲に、自分の歌詞を当て嵌める作業を何度かやってみると、
自分の得意な表現方法や、よく使う言い回しなどができてくるかもしれません。
そこまでやれるようになったら、実際に歌詞を書いてみましょう。
ぶっちゃけ歌詞っていうのは書けば書くほど慣れてきます。
どれだけ稚拙な表現だったとしても、その言葉は自分にしか書けません。
人の心に伝わる歌詞っていうのは、どれだけ美しい言い回しをするかではないです。
あくまで曲とセットで演奏することで、初めて人に伝わるスタートになります。
なのでどんどん作詞をしてみてください。
そしてちゃっちゃと披露してみましょう。
そこで色々試行錯誤していくことで、感性が磨かれていくんだと思います。
僕も頑張ります。まだまだ書きたい歌詞があります。一緒に頑張りましょう!
【今回の結論】
そもそも自分の作詞実績を紹介してないのに、そんな人間の作詞方法にどれだけ需要があると思ってんだ!
偉そうに初級編とか名付けて、何様だ!
もっと頑張って曲作れよ!
ということで、今回は終わります。
初級編以降もいくつか作詞のコツがあるので、また紹介していければと思います。
需要がなくてもやる!
好きなことだけを書くっていうのは、そういうことです。
さてそろそろ曲の歌詞を書かないと…