≪本番編≫
そうえいば、ゼッケンに「ブロック番号」が書いてない。
A・B・C・・・と。
ゼッケン番号で、スタートブロックを区切るのかなと思ったけど、一応「3:30~4:00」と表記があり、それはほんと一応で、自己申告の上でそのブロックに行くみたいだった。
自分の走力「3:30~4:00」のブロックへ行ってみたが柵がすでに閉じられてしまい入ることができず、4:30~5:00のブロックからのスタートになりました。
こういうスタートブロックの区切りって、スムーズ(混乱しない)スタートのためには割と重要かなと思うのですが(遅い人が妨害すると大変迷惑になるよね)結構、大会によってまちまちですよね。
ということで、ようやくですが(笑)、ストレッチも十分できないままスタートです。
スタート~5キロ号砲~スタートライン通過まで「2:15」。
2分か・・・2分縮めるのどれだけたいへんか・・・と思いながらのスタート。
会場である競技場が丘の上にあり、しばらく下り坂が続き、前を行くランナーが伸びる風景に圧倒される。もちろん先頭集団は既に見えないが、一本に伸びるランナー集団を見ていると、とても楽しくなってきた。
空は曇り空。
気温は高くもなく低くもない。
とても気持ちがいい。
そして、周辺は畑が広がり、遠くまで見渡せる。
空気も綺麗。
田舎だからか、道幅は狭く、ペースを上げることはできず、集団に飲みこまれる(デフォルト)。
スタートロスが2分あるせいもあって、5キロを29分。実測27分。
キロ5分25秒というかなり遅いペース。
ストップウォッチ計測=29:09 (号砲でスタート)
実測ネット計測=27:00 (スタートラインでスタート)
計画経過時間=25:25
遅延時間=03:44
予定よりも3分44秒の遅れ。
5キロ~10キロ5キロを越えて、集団もバラけだし、ペースを上げる。
この区間でのラップは23:53=キロ4:48
レースペースとしてはややオーバーです。
しかし、このあたりでペースを上げないと、厳しくなるし、無理しない程度に上げる。
しかし、佐倉の風景がとても美しい。
田舎大好きなので、流れゆく田園風景を見ていると気持ちがいい。
ストップウォッチ計測=53:02 (号砲でスタート)
実測ネット計測=50:53 (スタートラインでスタート)
実測ラップ時間=23:53
計画経過時間=50:50
遅延時間=02:12
予定よりも2分12秒遅れ。
10キロ~15キロ15キロ地点手前に、長い坂があった。300メートル。
割と急な坂で、坂が苦手なので無理せずに多少追い抜かれても焦らず、進む。
無理はしていないが長いので、辛い。
ペースはキロ4:48です。
やや早いのですが、気持ちがいいので、そのまま行きます。
ストップウォッチ計測=1:17:34 (号砲でスタート)
実測ネット計測=1:15:25 (スタートラインでスタート)
実測ラップ時間=24:32
計画経過時間=1:16:15
遅延時間=1:19
遅延時間1分19秒
少しづつ挽回できています。
15キロ~20キロ路上補給で、ポカリを一杯飲みました。
走りながら飲めない派なので(笑)、止まって飲みました。
10秒ほど止まったと思います。
そして、しばらくして一本目アミノバイタルを補給しました。
やや水っぽくて、それが自分にはよかったのか、速攻に効きました。
気が楽になりました。
ペースは落ちていません。
ストップウォッチ計測=1:42:07 (号砲でスタート)
実測ネット計測=1:39:58 (スタートラインでスタート)
実測ラップ時間=24:32
計画経過時間=1:41:40
遅延時間=00:27
遅延時間=27秒
20キロ~25キロ20キロ地点を越えて、遅延時間が1分を切ったので、このまま上手くいけば、目標達成できるかもと思いだす。ただ、トレーニングしていないのは事実で、ハーフ程度ならまぁトレーニングの有無にかかわらず、通常だろうなと。
しかし、20キロ・ハーフってこんなに辛かったっけ?と感じるぐらい、足に疲労感が出てきている。
指先がじりじりとする。
この区間は、さっきアミノバイタル飲んだばかりだし、補給するつもりはなかったが、路上補給にバナナがあったので、一本取った。それがとても甘いバナナで、いいタイミングで取れたと感じた。
ストップウォッチ計測=2:07:39 (号砲でスタート)
実測ネット計測=2:05:30 (スタートラインでスタート)
実測ラップ時間=25:32
計画経過時間=2:07:55
遅延時間=00:16
遅延時間16秒
25キロ~30キロ補給二本目として、グリコワンセカンドを取る。あまりどろってしていなくて、口当たりは良かった。
完全に足に来ていて、かなり辛い。
このあたりは完全に農道で、足元がよいとは言えず。
途中、後方との交差する箇所があり、みると、まだまだ後ろは続いていた。
ストップウォッチ計測=2:34:39 (号砲でスタート)
実測ネット計測=2:32:50 (スタートラインでスタート)
実測ラップ時間=27:20
計画経過時間=2:34:35
遅延時間=00:04
遅延時間4秒
30キロ~35キロ残り10キロを切る32キロ地点。
10キロを切ると先が感じられるので、時計を見ると、まだ3時間を越えていなかった。
確か、2時間45分とかそれくらいだったと思う。
頭の中には、10キロ50分というのが自分の走力として入っていて、50分を加えると、3時間35分だ。
足の遅れを計算しても、これは目標の3時間45分を切れるかもしれないと具体的に感じ始める。
ただ、本当に足が辛くて、このあたりになると、良く似たペースが揃うもんだけど、結構追い抜かれた。
1キロごとに「あと、9キロ」「あと8キロ」と次の表示を一歩一歩カウントするために前に進んでいた。
最後の補給として、路上補給のポカリ一杯を飲んで、スポーツようかんをたべた。
ストップウォッチ計測=3:03:05 (号砲でスタート)
実測ネット計測=3:00:56 (スタートラインでスタート)
実測ラップ時間=28:06
計画経過時間=3:02:05
遅延時間=01:00
遅延時間1分00秒
35キロ~40キロすでに残り10キロを切っているし、ここからは補給もせず、ひたすら前を見て、進むのみ。
キロ表記があるたびに「あと、7キロ」と言いながら足を前に進める。
たしか、38キロ地点あたりとおもうが、3時間45分のペースメーカーが後ろからやってきて驚いた。
「みんなあと、5キロ頑張ろう!」と声かけて追い抜いて行った。
「これについて行けば、3時間45分切れるのか」と踏ん張ろうとおもったが、思うように着いて行けない。
「ああ、ダメかも」と見送ったしばらくすると、もう一人のペースメーカーがやってきた。
どうやらペースメーカーは複数人いるらしい。
それが励みになり、まだ頑張ろうと。
もちろん、二人目のペースメーカーにも着いて行けず・・・
ストップウォッチ計測=3:32:31 (号砲でスタート)
実測ネット計測=3:30:22 (スタートラインでスタート)
実測ラップ時間=29:26
計画経過時間=3:30:25
遅延時間=2分6秒
遅延時間2分6秒
40キロ~ゴール40キロ地点を越えて、タイムは3:32:31。
目標タイム3時間45分。
ラスト2.195キロまでちょうど12分。
これは、いけるかもしれない、ギリギリになるかもと、鼓舞する。
40キロ地点にも補給があり、ほとんどの人はそこで足を止めていたが、やり過ごす。
そして、すぐに3人目のペースメーカーが追いついてきた。
「まだいた!」
このペースメーカーについて行く。
とにかく、悔いないようにしよう、頑張ると思いゴールを目指しました。
競技場までは、坂になっている。
普通じゃ登れないので、大きく肩を振って無理やり足を前に出した。
競技場に入ると、まっすぐ先に、計測が見え、3時間44分代だった。
たしか、10何秒かだった。
ゴールはすぐそこだし、あと40秒あれば、ゴールラインは切れるとここで確信。
「やった!いける!!」
諦めずに、最後のチカラを振り絞るとはこのことで、ゴールラインへ。
3時間44分40秒だった。ストップウォッチ計測=3:34:40 (号砲でスタート)
実測ネット計測=3:42:25 (スタートラインでスタート)
実測ラップ時間=12:03
計画経過時間=3:43:35
遅延時間=1分05秒
遅延時間1分5秒
ゴールめちゃくちゃ嬉しかったですね。
12月の那覇マラソンは結構トレーニングを積み挑んだにもかかわらず、結果が3時間50分台。
那覇マラソンはコースがなかなかきつくて、走った後は「あのコースじゃ仕方ないよな」と思いつつ、「あ、自分はもう、3時間45分を切れないかもしれないな」というあきらめ感があった。
今回はトレーニング自体も全くできず、慌ただしくスタートラインにつき、決して期待できる環境ではなかった。それが影響したのか、20キロを超えると言う早々に疲労感があったし。
ペース表上では、3時間45分設定をしていたけど、3時間50分、もしかすると4時間ぎりぎりと言うことも考えていた。
しかし、それでも、「甘んじるのは止めよう。とにかくどんな状況でも諦めずに、頑張ろう」と思って、走っていました。
たった残り20秒と言えども、目標を達成できたのは事実で本当に嬉しい。
これまでのトレーニングをもっと積んでいたら、喜びも倍増だろうけど、どこか「もう無理かもしれない」と思っていたことが思い込みで、「出来たじゃん!!」と。
ゴール後は、足も立たず、半泣きでしたね。
毎回毎回、ゴール後はこみ上げてくるものがありますね。
満足です。
今年は、これでシーズン終わりです。
来年もどこかのレースには出たいと思います。
最後に、佐倉の田園風景が本当に美しく、大好きになりました。
そして、ゴール後は、中高生が運営のお手伝いをされていて、清々しい気持ちになりました。
ありがとうございました。
佐倉に良い土地、ないかな?(笑)
→Nike+の記録を取っていましたが、途中で電池切れになってしまいました