先日の那覇マラソンでの記録を振り返り、レース運びを反省したいと思います。

結果:3時間50分51秒
順位: 914位 (26679名中)
完走率:68.69%
完走者:18,326名

(実測ラップ←想定ラップ /実測タイム←想定タイム 遅延タイム)

5キロ 27:37←25:25 +2:12 / 0:27:37←0:25:25 +2:12
10キロ 24:47←25:25 -0:38 / 0:52:25←0:50:50 +1:35
15キロ 25:55←25:25 +0:30 / 1:18:21←1:16:15 +2:06
20キロ 26:38←25:25 +1:13 / 1:44:59←1:41:40 +3:19
25キロ 26:19←25:50 +0:29 / 2:10:19←2:07:30 +2:49
30キロ 26:30←26:15 +0:15 / 2:36:50←2:33:45 +3:05
35キロ 29:11←26:40 +2:31 / 3:06:01←3:00:25 +5:26
40キロ 31:57←27:05 +4:52 / 3:37:59←3:27:30 +10:29
フル  12:40←12:04 +0:37 / 3:50:39←3:39:34 +11:05




スタートから5キロまで
5キロ 27:37←25:25 +2:12 / 0:27:37←0:25:25 +2:12

スタート直後の団子状態に巻き込まれ、キロ5分5秒ペースは維持できず。
確かに「ペース遅いな」と感じてはいたが、どうしようもない。
だが、2分遅れは以後挽回するのは難しい。

ちなみに、スタートラインでは3557位で、5キロ地点では1493位。
この5キロで2000人ほど抜いている。
このペースにもかかわらず、2000名を追いぬいていると言うことは、以下に前方ブロックに低速ランナーがいたかと言うことなのかと思う。

5キロから10キロまで
10キロ 24:47←25:25 -0:38 / 0:52:25←0:50:50 +1:35

緩やかな上り坂がところどころあったが、集団がバラけだし、自分のペースをつかめてきたところ、すこしペースアップしている。
この5キロ24:47は、キロ4分58秒。
決してペースは速くなかったし、レースペース。無理はしていない。
いいペースだと思う。

10キロ時点で1146位。
このあたりで周りが同じペースになっているようだ。
低速ランナーが脱落するのは10キロまででそれまでは我慢するしかないですね。

10キロから15キロまで
15キロ 25:55←25:25 +0:30 / 1:18:21←1:16:15 +2:06

キロ5分11秒ペース。やや遅いと思うが、この区間でも変わらず上り坂がところどころあり、仕方ないと思う。

15キロから20キロまで
20キロ 26:38←25:25 +1:13 / 1:44:59←1:41:40 +3:19

キロ5分19秒ペース。
この区間には、急な登り坂が3キロほどあり、さらに向かい風で前に進まない感触が常にあった。
我慢しておペースキープしていたようだ。
この時点で、3分19秒の遅れ。
あと20キロだから、予定よりもキロ10秒のペースアップをしなければならないことを意味する。

これまで上り坂でペースダウンしているが、この先の下りとフラットで、本来の前半でのペースであるキロ5:05で行かなくてはならない計算になる。

20キロから25キロまで
25キロ 26:19←25:50 +0:29 / 2:10:19←2:07:30 +2:49

フラットになったお陰か、ペースがすこし上がっている。
キロ5分15秒ペース。

心肺機能は特に通常だった。だけど、暑さからくる疲労も感じ始めていたし、右足指の違和感も感じ始めていたので、フォームが崩れ、思うように足が前に出なかった。

25キロから30キロまで
30キロ 26:30←26:15 +0:15 / 2:36:50←2:33:45 +3:05

予定ペースであるキロ5分15秒よりもあまり落ちていないキロ5分18秒。
フラットが続いていてので、なんとか足を前に出せたが、右足指の痛みが酷くなってきた。

ただ、この時点で3分遅れで、なんとか少しでも挽回出来るかもという希望は持っていた。

30キロから35キロまで
35キロ 29:11←26:40 +2:31 / 3:06:01←3:00:25 +5:26

大幅にペースダウン。
キロ5分50秒。
指が痛くて痛くて仕方がなかった。
着地する時も痛むし、蹴り進む時も痛い。
歩幅がかなり狭まってしまった。
さらに、34.9キロ地点に置いたスペシャルドリンクを取ると、止まらずを得ないほどだった。
足が前に出なくて、リスタートできない。
2分ぐらいは止まっていたと思う。どんどん追い抜かれて行った。
だけど、筋力的には特に問題がなくて、この痛みがなければ、ペースはあげれたはず。
キロ5分15秒程度のペースは維持できたと思う。

ただ、すでに5分以上遅れており、目標タイムは諦めざるをえなかった。
あとは、3時45分切りができるかどうかと考えていた。

状態は悪かったが、この35キロ時点が最高順位の845位だった。
34.9キロ地点でかなり止まっていて、みるみる追い抜かれていたので、それまで800位ぐらいにはいたのかなと思う。
良く頑張っていたなと思う。

35キロから40キロまで
40キロ 31:57←27:05 +4:52 / 3:37:59←3:27:30 +10:29

この区間は、ただ痛みに耐えていただけ。
ペースがキロ6分24秒。
こんな遅いペースはありえない。
ジョグペースですらない。

もちろん、どんどん抜かれる。
38キロあたりで給水で一瞬止まってしまった。
この区間が一番きつかったかもしれない。

次第にペースが落ちてきていたし、もちろんペースがあげれる状態でなく、40キロ地点で3時間45分きりはできないことが確定してしまった。


40キロからゴールまで
フル  12:40←12:04 +0:37 / 3:50:39←3:39:34 +11:05

40キロ辺りにまた坂があった。
イオンの近くで、沿道には多くの声援があったが、痛みで余裕がなくなっていた。

けど、声援はとても励みになったし、みんなが頑張っているから自分もあきらめないで頑張ろうと思いながら足を進めた。

ゆいレールの下から、山下(南)交差点を左に折れると、すぐにセルラースタジアムが見て、次第にひときわ大きな声援が聞こえてくる。それが次第に大きくなり、奥武山公園に入ると、赤色のジャンパーを着た高校生たちが盛んに声援を送ってくれた。
これがとても大きな励みになり、最後まで絶対にあきらめないで走ろうと思った。
ペースが上がったかどうかはわからない。
トラックに入って、何人かに抜かれた気がしたが良く覚えていない。
トラックにも高校生たちが声援を送ってくれていたけど、余裕がなく十分に答えられなかったことを悔やむ。

そして、ゴール。


統括

結果、3時間50分を越えてしまったのがとても悔しかった。
ネットタイムでは、3時間48分だそうだ。
それでも、3時間45分を切れていない。

目標タイムである3時間45分切りは、このコースでは無理な設定だったと思う。
前半の永遠に続く坂道は、かなりペースダウンを強いられるし、暑さとのダブルでかなり体力を奪われる。
実際に、20キロまでは、おおむね抜かれることなく逆に追い抜くことの方が多かった。
みんな苦労していたみたいだ。
実際に、20キロを越えた時、「20キロ走ってこんなに疲れたっけ?」と思うぐらいの疲労感だった。
感触としては、すでに30キロぐらいにいる感覚だった。

新聞にトップランナーのインタビューが出ていたが、誰もが前半の坂道が厳しかったと言っていたな。

これに加えての怪我。
ここからある程度のペースアップか、ペースキープをするべきポイントでそれができなかったのは痛い。
怪我がなければ、3時間50分越えは回避できたと思う。
45分切りも行けたかもと言う思いもある。

結果後はどうでも言えるけど。

ただし、あの暑さとあの前半の厳しい坂の環境で、この結果は自信になった。
涼しくフラットなら確実に記録は伸びる確証を得た。
大会出場のランナーの特徴もあるけど、26679名の中で914位を切れたことは嬉しかった。
上位3.5%と言うことになる。
翌朝の沖縄タイムスには、上位1000名のみ掲載された。
こういうのは嬉しい。

記録にこだわってみたけど、那覇マラソン自体は記録狙いの大会ではないと思う。
なにより、沿道の応援が素晴らしい。

真剣に走ってたので、沿道の人とほとんど交流を持てず、小さな子どもとすこしハイタッチをするか、施設エイドで水・バナナ・飴をもらう程度。
こういうのを楽しむ大会だと思う。

町全体でランナーを歓迎してくれているのがよくわかり、楽しいイベントだった。

まだ暑いさなかだし、コースもきついけど、来年はもっと楽しむ気持ちを持って参加したいです。