毎週末の午前中に猟友会の罠の見回りに参加している
土日のどちらか1日の朝9時に集合、大体4グループに分かれてエリア内の罠を見回りとメンテナンスをする
もし罠にかかっていたら全員集合しその場で止め刺し(殺処分)、解体を行う
解体されたお肉はメンバーで分配されるが、ベテラン勢は今までのストックが豊富にあるので大体はキャリアの浅いメンバーが受け取る
私が所属するエリアは主に猪がかかる
今日はくくり罠で25キロの雌を一頭捕獲
しかし足一本の自由を奪うのみの猪を生身で対峙しなければならない
また捕らえてはならない動物がかかる事もある
今日もニホンカモシカが一頭かかってしまっていた
ニホンカモシカは特別天然記念物
殺すどころか傷つけただけで法律違反
必ず無傷で山に帰さなければいけないが、相手はそんな事はお構いなし
頭にある二本の角を武器に突進してくる
処分するのも解放するのも命懸け
猟友会の目的は害獣駆除、農被害をもたらす動物の頭数調整を行う事
しかし害獣の代表である猪の繁殖力は驚異的で調整が全く追いつかない
今日から初参加のメンバーがいた
年齢は82歳
稲作をしているが、昨年は猪に荒らされて9割の米を失ったため一念発起して狩猟免許を取ったとか
よくよく聞くと地元のメンバーはみんな農被害がきっかけで入会した兼業農家らしい
地産作物を守るため、今日も黙々と罠を見回る