こんにちは。

久しぶりの更新になりました。

気づけば桜が見ごろな季節。

NGWの隣の「とん将」さんの桜も、今年もいい感じで咲いております。

ちょうど作業机から見えるので、毎年の楽しみでもあります♪

 

先程の4月のお知らせでは、松任谷由実さんのコンサートへ行ってきたことを少し書きましたが、

もう少しお話したいなと。

まだツアー中なのでネタバレになる内容は避けたいと思いますが、ユーミンの曲でこの曲知ってる!!という曲って意外と多いと思うんですよね。映画やドラマ、アニメーション、CMなどで使われているのも、幅広い世代から愛されているの要因なのかな~と。

音楽の良いところは昔の楽曲を掘り下げていけることも大きいですよね。

例えば、このアーティストが好き!バンドが好き!となった場合、この好きなアーティストやバンドが好きな音楽は何だろう?影響された人は?など掘り下げていくと、国内外問わず様々なところへ行きつきます。

今の10代、20代のアーティストが、例えばユーミンの影響を受けているなんて知ったら、その音楽を好きな方の中には、ユーミンを聴いてみよう!なんて人もいると思うんですよね。そんな話を親にしたら、CD(レコードかも)あるよ!とかそんな流れになったりで、コンサートも一緒に行くなんて事にもなるかもしれません。

 

その逆も言えます。

 

様々な音楽があり、どれが一番ってのはなく、個々それぞれに好みがあってその先にルーツができていく。

なんかいいですよね~。

 

ちょいと話はそれましたが、、、

 

ユーミンの元気すぎる姿を見たら、まだまだ思いっきり楽しまなきゃ!!と思いましたね。

チャレンジすることや、楽しむこと、もちろんその裏では見えない努力や葛藤もあるとはいえ、なんかユーミンの姿を見てたら「、まだまだ!!」と奮い立たされるものがあり、背中を押してくれた感じでした。

 

コンサート中は何回「ユーミンやべー!」「ユーミンすげー」と言った事か笑

それだけ刺激的な一日でした。

 

 

さてここからが本題(笑)

今回はギターのセッティングについて少しだけ。

セッティングと言っても、楽器によって様々ですので弦高についてお話していきますね。

よく雑誌などで弦高は最終フレットから何ミリ~とか、12フレットで何ミリ~とか書いてあるのを目にしたことがあると思います。

Fenderでは、細かくマニュアルに書いてあったりします。

弦高は弾く方によって様々なので、どの弦高じゃなきゃいけないとかはありません。

ざっくり言ってしまうと、弾きやすい高さが好みの弦高になってきます。

ただ、弦高の高い低いで、メリットデメリットもあります。

ここでは、フレットの高さのばらつきもなく、ネックの反りも正常、オクターブの位置も合っている前提で書いております。

 

弦高が低い=弾きやすい

 

というイメージが強いのもあるとは思いますが、お預かりする時に、「音が詰まらない程度に低めにお願いします」と言われることが多いです。

弾く方の感覚によっても左右しまうので一概には言えませんが、6弦側の最終フレットで2.0ミリ~1.8ミリ、1弦側で1.7ミリ~1.5ミリくらいが落としどころが多いです。

弦高が低いと押弦した時のシャープ具合(弦を押さえた際に音程がシャープする)が抑えられるのも大きいですが、指板RがきついFenderオールドスタイルのネック(指板が184Rのもの)の場合などは、チョーキング時に音が詰まるというデメリットもあります。

 

逆に弦高を高くするメリットは、ピッキングが強い方や生音で音のびりつきが嫌な方は多少弦高が高めの方がストレスは少ないかもしれません。指板Rのきついギターでも、ある程度の弦高があればチョーキングも上げられます。

只、先程の逆で押弦した時は弦がたわむ分音がシャープしてしまいます。

 

それぞれのメリットデメリットはありますが、先にも言った通り人それぞれ。

 

弦高が低い=弾きやすい、弦高が高い=弾きにくい

 

ではなく、なぜこの弦高が弾きやすいと感じるのか?

楽器によってもスケールの長さ、指板R、パーツも違えば、人によって弦の太さも違えば、チューニングも違うし、弦を押さえる力も違う。

更に言えば、弾くスタイルも全然違ってきます。

それぞれに合ったバランスを見つけ出すのが簡単なようで難しいです。

 

NGWにトータルセットアップで初めてご来店されたお客様には、お話をしながら好みのセッティングをお聞きしていきます。

そこで「一度基準を作っていきましょう」とご案内することが多いです。

お話を聞いただけでお客様の好みに一発で決まっているのであればいいのですが・・・。

お渡しする際に実際に確認して頂いて、最終的に弦高をもう少し上げたい下げたいなどがあれば、微調整をして仕上げていくという流れになっていきます。

そこで仕上がったセッティングが基準になれば、今後の目安にもなりますし、違うギターを入手した際にもある程度の参考になります。

 

意外と奥が深いんです・・・。

 

 

人生色々・・・。

楽器も色々・・・。

セッティングも色々・・・。