こんばんは。

3連休後ですが、いかがお過ごしでしょうか?

2月に入り、オリンピックやらで盛り上がっていますね。

まだまだ注目競技も沢山残っていますので、応援したいと思います。

 

さて今回は、カスタマイズのご紹介です。

 

オリジナルピックガード製作のご紹介をしたいと思います。

ご依頼頂いたベースは、Ibanez SR。

通常ピックガードが取り付けられている楽器の多くは、ボディーが平面の物(フラットトップ)がほとんどです。

ですが、SRシリーズはボディー形状が湾曲しています。

そこを踏まえた上で、製作を進めていきます。

今回は厚さが3ミリの板材で製作でのご依頼でしたので、アクリル材といきたいところですが、先程書いたように特殊なボディ形状・・・。

 

そこで、使用する材はポリカーボネイトを選びました。

アクリル同様に透明ですので、パット見はアクリル材と変わりません。

何故アクリルを使わないかと言うと、アクリル材は固い素材の為、たわむ力には適していなく、すぐに割れてしまいます。

SRのようにボディーが湾曲しているものに取り付けるには無理がある為、アクリルよりも柔軟性のあるポリカーボネートにしました。

先ずはラフスケッチから、ピックガードの外周ラインを決めていきます。

どのラインがいいか?書いたり消したりでラインをつなげます。

ここはセンスの見せ所ってやつです・・・。

デザインが決まったら、アクリル板で型を製作します。

実際に取り付けるのを想定しながら、ビス穴の位置も決めます。

型を製作してしまえば、あとはいつも通りに作業を進めます。(考える時間の方が長いです。)

ピックガードを取り付けた際に、ネックエンド部の段差が気になってしまうので、ピックガードの高さとなるべく合うように簡易的ですが小さなスロープを作ってみました。

エンド部のRに合うようにスロープの裏面も削りました。

ネック材に近い木材で製作したので、あまり違和感がないかと。

エンド部に簡易スロープをビス止めして、ピックガードも取り付けていきます。

※湾曲ボディーなので、取り付けビスは少し多めです。

ピックガードの外周もバフ掛けしているので、アクリル同様透きとおった綺麗な仕上がりになります。

※表面はくすんで見えますが、保護フィルムです。

オリジナルデザインは、お客様のイメージのデザインなどをお持ち頂ければ、それを元に型を製作致します。

今回はデザインもおまかせという事でしたので、私タダが考えさせて頂きました。いかがでしょうか?

 

 

まだまだ寒い日も続きますので、風邪をひかないようにしていきましょう。

定休日あけも頑張ります!!