こんにちは。

毎月言っていますが、あっという間に○○。

そんなこと言っていたら、もう12月です。

ほんと○○ですよね~。と言いたくなるくだり。

 

気温と湿度もグッと下がり、冬らしくなってきました。

お肌は乾燥でカサカサになり、指板も乾燥により縮んで反りやすい状況。

ローズ指板、エボニー指板などはメイプル指板と違い、指板面に塗装がされていない為、湿度の影響が大きいです。

(中には、リッケンバッカーのようにローズ指板でも塗装がされているものもありますが、基本的には無垢のまま。)

※写真はリッケンバッカーの指板

 

それが故に、指板のケアも大事になります。

以前にも何回も紹介させて頂いておりますが、指板ケアは指板オイル、クロスやティッシュがあればできます。

私は毎日のように使うので、オイル専用にクロスを使っています。

各メーカーからオイルは売られていますので、好みのもので大丈夫です。

乾燥した指板は、表面がカサカサになり乾燥しすぎると最悪は割れます。

特にエボニー指板など硬い木材は注意です!

オイルをティッシュやクロスに染み込ませて、指板面に塗っていきます。

このやり方じゃないとダメ!!ってことはないですが、オイルをびちゃびちゃに塗って、時間を置いてやる方法は個人的にはあまりお勧めできません。

指板にオイルはしっかりと染み込みますが、染み込みすぎると指板が柔らかくなりフレット浮きの原因にもつながります。

なので、オイルを塗ったらティッシュなどですぐふき取ってもらって問題はありません。

指板面に塗ったオイルを丁寧にふきとっていきます。

タダの指先のカサカサ具合が目立ちます(笑)

写真ではわかりづらいのですが、オイルを塗って保湿した後は指板に艶が出ます。

このように指板のケアをすると、乾燥による影響も最小限に抑えられます。

※温度差にも注意です。

楽器屋さんに指板オイルが売っていますので、持っていない方はお近くの楽器屋さんでチェックしてみてください。

 

さて、ここから本題なわけなんです。

JAZZBASSのアース配線の件。

 

アース配線は全部繋がっているんだから問題ないし、問題あるんだったら売らないでしょ?!

 

 

確かに。

今から紹介するのは、問題なく正解なんです。

参考になる写真が見当たらずわかりづらいのですが、よ~く見てもらえるとわかります。

(ポットの背面に黒い線が繋がっていますが、ピックアップの配線材とピックアップ下のブラスプレートやブリッジ下からの弦アース線です。)

ポットとポットの間、ジャックの端子からもアース線を取っていません。

コンデンサーを見るとメーカーがわかってしまいますが、決してメーカーが間違っているというわけじゃないのでご理解ください。

アース配線が各パーツごとに取っていないのは、コントロールプレートにパーツを取り付けているので、各パーツが接触してアースが繋がっている状態ができます。

 

むしろこれが本家Fenderオールドスタイル。言ってしまえば正解です。

 

なので、様々なメーカーからジャズべスタイルのベースが売られていますが、このように配線されているものも多いです。

 

問題はないのですが問題点と言えば、コントロールプレートに取り付けて接触しているだけなので、パーツの緩みによってアースが取れていない状態になるという事があります。

あと、コントロールプレートもくすんだり錆びたりすることで、接触不良も起きる場合があります。

 

トラブルの原因が少しでも残っているのが、ここでいう問題点。

 

配線組直しでアース配線を繋いだ写真です。

各パーツごとアースを繋いで、万が一ジャックプレートでアースの接触が不十分になっていても、配線で繋いでいるのでトラブルを回避できます。

なのでこちらも正解。

後者の方が安心ではあります。

 

楽器も伝統が残っている部分が多いので、何故こんなパーツがついているの?なぜこんな配線なの?!という部分がよくあります。

ジャズべのアース配線のように、これもオールドスタイル。

どちらも間違いじゃないというのが大事なところ。

そんなお話をする前書きの、指板ケアが長くなりました(笑)

 

 

お腹がすいたのでこのへんで。

春雨スープちゃんぽん味にはまっているタダでした~。