こんにちは。

毎日暑い日が続きますね。

東京は降水量が二年連続平年以下となっているそうですね。

 

7月もこれから後半へ。

今日から夏休みの子供も多いみたいです。

どんな夏休みになるのか?!

ワクワクとドキドキでいっぱいの子供たちに負けないよう、大人も楽しんでまいりましょう!!

 

さて、今回はレギュラーテーマの修理品のご紹介です。

こちらは、ピックアップ交換、トーン増設でお預かりさせて頂いたESPのギターです。

1ボリューム仕様のシンプルなレイアウト。

そこへトーンを増設していきます。

場所を決めて目打ちをします。

ボール盤で穴あけ作業をすれば、ポット穴の増設作業は完了です。

1ボリュームですとシンプルで使いやすいギターではありますが、トーンがあると音色の幅も広がり、より使いやすい仕様になります。

トーンを使わないぜ!という方は、トーンをカットするだけでも音抜けは良くなります。

ピックアップはDimarzioのピックアップへ交換し、作業は完了です。

1ボリューム1トーン仕様へ生まれ変わりました。

 

こちらはブリッジ交換でお預かりさせて頂いた、Greco MRです。

オリジナルブリッジが経年変化の為に歪んでいる状態でしたので、新しいブリッジへ交換のご依頼を頂きました。

オリジナルブリッジは入手できない為、バダスタイプのブリッジへ交換です。

モントルー製のバダスタイプブリッジ。

NGWでも、何件も取り付けをしておりますがおすすめのブリッジです。

上側の写真ですが、左がMRオリジナルブリッジ。

右がモントルー製バダスタイプブリッジです。

モントルー製バダスタイプブリッジの方が薄いのがお分かりいただけるでしょうか?

バダスタイプのブリッジへ交換する際に、取り付けるギターにより支障が出る場合があります。

特にバダスブリッジを取り付けられることの多い、レスポールJrなどのギターなどでは、ブリッジを下げ切った位置でも弦高が高い・・・というケースがあります。

セットネックのネックの仕込み角度が浅いギターが、このようなケースが出てしまうのですが、モントルー製バダスブリッジはこのようなケース考慮して、本体の厚みを薄く設計されています。

 

もう一つの特徴として、スタッドのお皿が大きく設計されているので、ブリッジの傾きを最小限に抑えられる事が大きな利点です。

傾きが無ければ、その分テンションも稼げるのでよく考えられたブリッジだと思います。

モントルー製バダスブリッジへ交換する際は、インチ用のスタッドアンカーへ交換が必要になりますので、ミリ規格の物から交換の場合は注意が必要です。

 

最後に各部調整して作業完了です。

NGWはリペアショップなので、古いギターをリペアして使われるお客様が多いのですが、お預かりしたギターをお渡しした際に、お客様からギターを入手した頃のお話をお聞きしたりします。

いろいろなお客様とお話はしますが、このようなお話をしている時のお客様は本当に嬉しそうなんですよね。

 

人に喜んでもらえる職業なんだなと再確認ができ、よかったな~と思える瞬間でもあります。