こんにちは。

毎月恒例、月末のブログ更新です。

何だか季節も移り変わり、最近は湿度がグッと上がる日が多くなってきました。

南風が吹く日が多くなり、湿った空気が流れ込む為に湿度が自然と上がってきます。

逆に、大陸側からの寒気が流れ込むと一気に乾燥してきます。

冬型の気圧配置だと北風が多いですよね。

※天気の専門知識は一切ございません・・・

 

話はそれますが(いつも?)、私タダの趣味は釣りなのですが、特にライトソルトとカッコよく呼ばれている釣りが好きで主に漁港から釣りをします。

ルアーで、アジやメバル、サバ、ヒラメ、フッコ、キス、イシモチなど季節にもよりますが、釣れる魚は釣るというスタイルで楽しんでいます。

釣りやサーフィンなど海のレジャーには共通しますが、風向きによっていろいろと影響が出てくるんですよね。

風向きによって海の状況が変わり、地形で風をかわせる場所を選んだり、この風が吹いたらあそこの場所は厳しいかな~なんて判断にも役に立ち、釣りをするようになってからは毎日天気予報をチェックするのが日課になっています。

風以外にも、これからは黒潮の接岸の影響などで青物が釣りやすい時期にもなります。

昨年は館山でカツオを釣ったり、西伊豆ではシイラも釣りました♪

釣りの話になるとすぐ楽しくなってきてしまいます・・・。

 

さて、本題に戻りまして。

今回はレギュラーテーマの修理品のご紹介です。

まずは、ナット交換でお預かりさせて頂いたNavigatorのレスポールタイプのギターです。

ナット交換の場合は、消耗による交換、ぶつけたりしての破損の為による交換、素材を変える為の交換、元からついているナットの弦間の幅のバランスが悪い事による交換などがありますが、殆どの場合は消耗による交換です。

よくナットの消耗とは?と質問されますが、ナットには弦がのっかる部分にやすりで溝を切ってあります。

その溝の高さは、1フレットの頂点を基準にコンマ何ミリの世界で高さを調整します。

ナットを製作する際は、タダの場合はマスキングテープ2枚分の厚さでまずナット溝を切っていき、そこから微調整をしていきます。

この高さが物凄く大事な部分で、売られている楽器でナット溝が1フレットの頂点から高すぎるものも多く存在します。(切ってあるナット溝が浅い)

ナット溝が消耗するんだったら、なるべくナット溝を浅く切って1フレットの頂点との隙間が広い方がいいのでは?と思われがちですが、弦を押さえる時に弦とフレットまでの距離があるので、とても弾きにくいという印象になります。

故に、押弦した際のピッチが悪い(シャープする症状が出ます)などの問題にも繋がってきます。

その逆で、ナット溝が1フレットの頂点より低くなってしまった場合(ナット溝が深い)、開放で弾いた時に1フレットに触れる為、音がビビります。

これが一般的に消耗によるナット交換のタイミングとなります。

※ネックが適正の反りの状態で。

ナットの消耗は、プレイヤーさん次第で大きく左右します。

弦を押さえる力、プレイスタイル、弦の種類など様々な条件で変わってきます。

特に、チョーキングやアーミングが多い方は、消耗のスピードは速いです。

今回は牛骨オイルナットで新たに製作しました。

NGWでは、交換するナット材では牛骨が一番多いです。

次に樹脂系ナット、少数派ですが金属ナットも年間に何本かあります。金属の場合、ブラス以外はあまりないですが、今年に入ってニッケルシルバーで製作もしました。

素材を探すのに意外と大変でしたが・・・。

ナット交換後は、最後に各部調整をして作業完了です。

この後は、もう一件ご紹介する予定でしたが、意外と長くなってしまったので、このへんで失礼致します。

たぶん、いや、間違いなく釣り話がなければ問題なかったでしょう・・・。

 

今月中に次回のブログをアップします♪