東洋大学混声合唱団第65回定期演奏会は、記念演奏もなく、OBOGとの合同ステージもありませんでした。

現役が総勢25人の、こじんまりとした演奏会で、終了しました。

 

さて、埼玉5区に、枝野幸男という、衆議院議員がいます。

この人、「国際グループ」の親玉で、傘下には、ホテル、バス、タクシー、などの会社があるのですが、「パチンコ・スロット」や、「ソープランド」などの風俗産業も、あるのですよ。

それで、1986年に、東洋大学混声合唱団で、創立30周年の記念演奏会を開いたのですが、その前に、当時の指揮者の石橋義也氏が、枝野幸男氏に電話をかけて、「大々的に演奏会を開きたいので、金銭的に援助して欲しい」と言ったのでした。

石橋義也氏は、元々オーケストラの指揮者なので、オケ付きの曲をやりたくて仕方がない。

具体的には、モーツァルトのレクイエムでした。

そうしたら、枝野氏は、「支援するからには、タダではやれない」と言って「東洋大学に(枝野氏の支援者の)入学枠が欲しい」と言ったのですよ。

石橋義也氏は、私の家に来て「入学させてやるから、いくらでも良いからお金を払って欲しい」と言って、東洋大学入試部からかなり叱られたので、「それは、東洋大学から厳しく禁止されている」と言って、結局断ってしまいました。

お金に困った石橋義也氏、結局、学生が1人チケット代の他に1万円づつオーケストラ代を払って、事なきを得たのですよ。

しかし、プロオケ「東京バッハアンサンブル」と、ソリスト4人もつけたので、100万円からかかりました。

ソリストも大学教員級を呼んだのですよ。

 

それで、石橋氏は、数年ごとに、OBOG合同ステージとして、モツレクをやったので、ともかくも金がかかって仕方がない。

OBOGを使って金集め、人集め、学生を使って集金と人集め。

しかも、毎回、同じ演目。

この人、「ブザンソンコンクール2位」だったのですよ!

それで、いつも同じ曲しかやらないので、一時期は国立音大の講師をしていたのですが、(オーケストラ演習)、助教授になれずに雇い止めになってしまったのですよ。その後は、京都市立芸術大学とか、国公立系の学校の講師をやっていました。

親戚の中島啓江さんも、教えることができなかったし。

とにかく「こんなこともわからんのか!」と怒り出し、中島さんは泣き出して、さっぱりレッスンにならなかったのですよ。

それで、まだ予備校生の私が、ピアノを弾きながら教えて、ドヴォルザークの「わが母の教えたまいし歌」を、歌うことができるようになったのですよ。

素人の私が教えられて、大学教員の石橋義也が、教えられない。

これでは、授業になりませんよね。

 

学生はバカにする、金はかかる、ヤクザを使う、委嘱作品はなかなかできない。

これが、芸大卒でブザンソンコンクール2位の、石橋義也の現実でした。

 

大浦智弘さんは、ともかくも音大卒、芸大卒ではないので、そんなことは全然ない。

自分で作曲編曲ができるし。

物分かりは良いし。

 

なので、音楽家って、本業以外の部分が、大事ですね。

なお、大浦智弘氏、現在は国立音楽大学の非常勤講師もされているそうです。

 

そんなわけで、東洋大学では、枝野幸男衆議院議員、その他の「議員枠入試」は、ありません。

「東洋大学はFラン」というのは、全く嘘です。

ホリエモンも、武田塾も、よく見て欲しいと思います。

 

埼玉県在住の方々は、変な話に引っかからないようにして欲しいと思います。

私も、大学入試は大変でした。

 

素直に受験して、合格して欲しいと思います。

受験生の方々、頑張ってくださいね!