先日、けっこうショッキングなことがあった。
ふと耳にした高校生(と思われる)の言葉。
「修学旅行で広島行くのってつまんないよね~。
どうせ原爆ドーム見るだけで何も面白いことないじゃん」
ばるこたちの頃はそんなこという子はいなかった。
広島に行って、原爆ドームを見るのは
日本人として当然で、
まさに修学旅行には欠かせないことであると誰もが認識していたように思う。
ばるこは戦争経験はない。
しかし親は戦争世代。
B29が来ると、急いで灯りを消して
皆で防空壕に逃げ込んだ話などを聞いて育った。
ばるこの親やその兄弟は年齢的にまだ徴兵される前の年代だったから、
戦争で兄弟を亡くしたとか
戦地で悲惨な体験をした、というような
生々しい話を身近に聞いたことはない。
しかしいろいろな機会に戦争体験を学んだし
過去のこととして忘れ去ってはならないことだと教わり
自分でも本当にそう思う。
しかし
高校生の言葉を聞いて
「確実に戦争は風化してきている」と感ぜずにはいられなかった。
日本は世界で唯一の被爆国。
だからその悲惨さを目の当たりにして
核兵器の使用は2度とあってはならないことであることを学ぶのは
国民として当然であり、
義務であるとさえ思っている。
日本人でありながら、
原爆の恐ろしさを学んだことがない、などというのは
世界に対して恥ずかしいことである。
修学旅行で広島へ行くのは
大体は(?)高校だと思うが(地域差もあるのかな?)
義務教育である中学の修学旅行で行くほうが妥当だと今では思う。
年齢的にも多感な時期でもあり、
そういう時期に見るほうが良い影響を与えるのでは?とも思う。
しかし単なる行事化してしまっては意味がない。
教師がきちんと行く意味や心構えを教えて
実りある学習の場にしていかなければならない。
私立の高校などでは
修学旅行で海外に行ったりと、
単なる楽しい思い出作りになってしまっている傾向があるようなことを聞く。
公立の高校でも修学旅行で広島に行かないところが増えているような話も
聞いたことがある。
広島に行くことばかりが戦争や原爆の悲惨さを学ぶことではないけれど
日本人として被爆地を訪れる経験は必要とばるこは思う。
現に核保有国はなくなっていないどころか増えていて
戦争も世界の中では過去のことではないのだから。
日本人はとかく目先の自分の楽しみばかりを追う傾向が強く、
社会全体のことを考えたり
世界に目を向けて真剣に平和のことを考えたりする人が少ない。
直接自分の生活に関わることにしか関心を持たない人が多い。
自分はそうでありたくないし
自分にできることをやっていきたいと心に期するばるこであった。