二次創作でRTを稼ぐ前にやる事が二つほどある。
 
一つ目は、
 
ツイッターアカウントを最低二つ
ピクシブアカウントを二つ
 
作成すること。
 
ツイッターアカウントは二次創作用が一つ、もう一つは一次創作、仕事用のが一つ
 
ピクシブも同じように一次創作用と二次創作用で分ける。
 
個人によっては絵を上げる以外のコミュニケーションを主とする日常アカウントや
18禁の絵を投稿する用のアカウントを用意する必要がある。
 
ツイッターアカウントは個人によって使い分ける数が違うので、各々で必要な分だけ取得するのが望ましい。
 
なぜ住み分けるのか?
 
一次創作アカウントと二次創作アカウントでアカウントを使い分ける理解はズバリ、
 
 
そうしないとフォロワーが離れていくからだ
 
 
蕎麦屋さんに行ったのに、ハンバーグやカレーうどんやラーメンなどの品目の方が沢山あるとお客さんはうんざりする。
 
あくまで蕎麦屋さん(二次創作)は蕎麦を扱うべきである。
 
そして店の張り紙にラーメン屋(一次創作)はじめました
 
とラーメン屋までの道を案内するに留めるのだ。
 
勿論、絶対に二次創作アカウントにオリジナルキャラ絵を載せてはいけないということではない。
 
8:2の割合が望ましい。
 
そうやって一次創作アカウントに誘導出来たフォロワーは、あなたの絵の雰囲気が好きなフォロワーだ。大事に扱おう。
 
 
……準備は出来ただろうか?
 
 
二つ目は、絵柄を一つに絞るということだ。
 
あなたはよく絵柄が不安定だと呟くことはないだろうか?絵柄が不安定だとイラストで稼げないし、なによりRTも稼げない。
 
あなたは勿論、絵描きの端くれである私にとっても耳に痛い話だが、イラストで稼げないと嘆く前に必ず目を通してほしい。
 
意外に出来ないのが絵柄の安定。
 
あの絵師さんの絵柄いいな、あっちの絵師さんの絵柄も繊細だな、と目移りしていないだろうか?
 
名だたる絵師さんの名言を借りると、
 
描きたい絵柄と描ける絵柄は違う
 
まごうことなき真理である。
 
もっと詳しく言うと
 
熱く滾る絵柄と、ほんわか和む絵柄と、繊細で圧倒される絵柄と、どちゃくそシコいと興奮する絵柄は違う。
 
あなたは神絵師の絵柄を同時に複数真似できるのか?できていたらここには来ていないだろうしそんな人間はバケモノとして既に有名になっている。
 
色味を落とし込むのは新たなチャレンジとしてどんどん試すといいのだが
頭身や体格が変わるレベルの絵柄の違いはご法度だ。(ミニキャラデザインを除く)
 
では観葉植物をできるだけリアルに想像して描き出してみてほしい。
 
出来ただろうか?
 
ではその観葉植物をデフォルメしたものを描いてほしい。
 
ではその隣に、キャラクターを一人描いてみてほしい。
 
何が言いたいのかというと、
 
リアルはリアルさなりに書き込み量が必要で、逆にデフォルメされた絵はいかに線を消しても「らしく見えるか」が重要なのだ。
 
リアルさは足し算、デフォルメは引き算で絵を描いている。
 
たかだか足し算引き算程度なのだが、結構難しい。
 
これを踏まえてもう一度問いたい。
一つの絵柄を習得できないのに、五つの絵柄を自由自在に操れることが出来ようか?
 
一度これだ!と思う絵柄の絵師を師匠として、なにから何まで模倣と吸収を繰り返していくのが最短の方法だ。
 
ここで私がピクシブのプレミアム機能を使い神絵師さんを数種類に振り分けた。
 
気になった方々がいたらフォローして真似てほしい。
 
初心者がなるべく真似しやすい絵柄から紹介していきたいと思う。
 
 
 
 
 
 
一次創作を主としているサイト。
等身が低め。色のグラデーションが少なく、比較的真似がしやすい。
色遣いが鮮やかで華がある。
パッキリとした影の使い方が特徴ではないだろうか?
デジタルだけではなく、コピックを使った絵も見られるのでぜひ参考にしたい。
 
 
 
望月けいさんHP http://keymmm.tumblr.com/
 
動画に使う絵を描いていたりする方。
絵柄に特徴的なデフォルメがされている。
筆者が特に気に入ったのは女の子キャラの体のライン。
等身が低く幼い感じなのに色気がある。すごい。
色のグラデーションが少なくパッキリとした印象。
グラデーションがあまりないということは誤魔化しが効かないということだ。
一言でいうとハイセンス。
初心者向けでデジタル特化ならばこの方を参考にしたい。
 
 
初心者向けの絵柄といっても実際真似してみるとかなり難しい。
等身が低めでグラデーションが少ない。
温かみがある色遣いで淡く可愛い印象を受ける。
明菜さんの絵の特徴はきらりと光る小物のセンスだろう。
 
 
 
 
次からは徐々にグラデーションやぼかしなどの技術を使ったイラストを描く絵師を紹介していきたい。
 
 
 
等身が低め。
最初に思ったのが「黒の色遣いが非常にうまい」
初心者は黒を使うと野暮ったくなるがこの絵師の黒は濃淡のない純粋な黒から
徐々に薄くなっていく黒、色彩は複雑ではないが非常に引き込まれる。
彩度の高い色を思い切り使いたいときに参考にしてみよう。
 
 
スオウさんHP http://sdurorhr.tumblr.com/
 
こちらはやや等身が高め。
この方も黒の扱いが非常にうまい。線画が繊細で複雑。
ダーク系の雰囲気を醸し出したいときに参考にしてみてはいかがだろうか。
 
 
 
次からはいわゆる厚塗りとされている塗り方をしているイラストレーターを紹介していきたい。
個人的に厚塗り風だな、と思った方をピックアップしているので、もしかしたら「リンクからとんだけど想像と違う!」と思われてもご了承いただきたい。
 
 
 
等身は低め。
柔らかい厚塗りが特徴的。
多くの方に見受けられる「あれ…厚塗りしたら野暮ったくなった…」
という方はこちらを参考までに。
厚塗り以外にも影を塗らない単色塗りも大いに参考になる。
 
 
厚塗りと水彩を足して二で割ったような絵柄。
花がちりばめられたイラストが多く、とてもキレイ。
パースをそれほど重要視されてないので背景が苦手な方も参考にできる。
 
 
 
次はグラデーションが綺麗なイラストレーターの紹介だ。
 
 
 
荒ぶるツインテール。
……ではなく、ご覧いただけると分かるが、髪の書き方が非常に細かい。
淡い色遣いが目に優しい。
等身はやや高め。
こちらもややキャラクターデザインに重きを置き、背景は単色が多い。
 
 
 
いかがだろうか?
リンクから飛んでどの絵柄に絞るか参考にするのは構わないが、美しいイラストを前に本来の目的を忘れてpixivを漁らないようにしよう。
 
今回の記事の内容は絵柄を一つに絞り込むこと!