自分の"顔"で国際協力! | 国際協力・NGO情報ブログ:別館

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今月頭に東京、日比谷公園で行われた国際協力フェスティバルに参加したのですが、初日の仕事を終えて、会場をプラプラ歩いていると、知り合いに捕まってしまいました。テントの1/4のわずかなスペースで出展しているNGO「オックスファム・ジャパン」のブース前でした。小さなスペースにもかかわらず、元気いっぱいのスタッフが、ブース前に「国際協力ビンゴ」を作ってクイズをやっていたり、活動のアピールを行ってました。

ビンゴを見事全問正解させて得意満面にしていると、「Fくん、顔署名をやっていってよ」といわれて説明されたのが、武器の公正な規制を求めるキャンペーン、「コントロール・アームズ・キャンペーン」についてでした。

去年の10月に始まったこのキャンペーンは、アムネスティ・インターナショナルと、オックスファム、そして小火器に関する国際行動ネットワーク(IANSA)が中心になって進めてきました。

年間210億ドルが武器輸出の許可を得て世界中で行われており、小火器(小型兵器と軽火器)においては10人に1人がもっているのが現状で(約6億3900万個)、現在も毎年800万以上の小火器がつくられていて、6割が一般市民がもっているといいます。また160億発の弾丸が製造されています。これらの兵器によって多くの方が犠牲となり(通常兵器全体では毎年平均50万人以上、つまり1分に1人が殺されている)、貧困問題もまたこれと大きく繋がっています(例えば軍事費>社会保障費・教育費など)。<詳しくはこちらにキャンペーンサイト(日本語)があります。>

「コントロール・アームズ・キャンペーン」では、そうした状況を打破すべく世界的なキャンペーンとして動いています。参加の仕方は簡単。皆さんの顔を反対の意思表示として使うのです。題して、ミリオン・フェイス・キャンペーン。デジカメなどで撮った写真で署名をするわけです。そして、2006年に国連で開催が予定されている「武器規制に関する国際会議」に提出されます。

僕もやったのですが、オックスファム・ジャパンのブースで「このメンツにかけて武器を規制」というアピール文を手に署名をしました。近々、HPではケータイで撮影した顔署名もウェブサイトに掲載されるようになるそうです。この問題に関心がある方は、是非参加してみてください!