- 県庁おもてなし課/有川 浩
- ¥1,680
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普段は新書は高いので買わないんですが・・・(;´▽`A``収益が被災地に寄付されるということで募金の意味もこめて今回は購入することにしました![]()
発売から3日目には読み終わってたのに・・・、最近全然本の記事書いてないです・・・・。反省![]()
で、この作品ですが、有川さん初の新聞連載作品ということで、有川さんの出身地でもある高知県庁に実際にある「おもてなし課」が舞台になった小説です。
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観光立県にするべく、高知県庁に突如誕生した「おもてなし課」。
課のネーミングは斬新なものの、部署の人たちはいわゆる「お役所の人」。
観光地として高知県をPRしよう!!
・・・・・・・・・・・・・と言っても何から始めればいいのかわからない。
手始めに、高知県出身の著名人に観光特使になってもらい、
「高知県の観光施設の割引券つきの名刺」
を配ってもらうことにしたものの、どうも成果があがらない・・・・・ばかりか、名刺の「ある事」が問題で特使の面々からクレームをくらってしまう。
しかし、早い段階で、
「このままじゃこの名刺、クレームになりますよ。でも、何が問題かは自分達で考えな」
とわざわざ忠告してくれた特使が居たのだ。
その大使とは地元出身の新進気鋭の若手作家「吉門喬介」。
喬介のアドバイスを足がかりに、「おもてなし課」の「高知県一大レジャーランド化」はスタートしたのだ!
戦うは・・・・・・県庁??
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お話の冒頭部分はまだテンポがのっておらず、新聞連載という堅さも手伝ってか、
「あれ??もしかして有川作品初の微妙な感じなのか?!」
と思ったんですが、杞憂でした![]()
いやぁ、有川作品、ラブコメ要素が入ってくるとほんと面白いですね。
有川さんのラブコメの書き方はほんとに上手いと思います。
男女の視点の匙加減が絶妙
心理描写だけじゃなくて、そういう気持ちのときの情景描写も書き方が絶妙![]()
そして、ふいに投下されるキュン爆弾w
この話には二組のカップル(正確にはカップル未満)が登場するんですが、どっちの恋の行方も目が離せません
もちろん、「高知県一大レジャーランド化」の話も進行していきます。
予算が通らなかったりとか、企画が通らなかったりとか、「お役所」であるが故のもどかしさとか色んな壁に当たりながら「おもてなし課」の皆が変わっていく様子もとても面白いです
私は役所勤めじゃないので役所の実際の内情はわからないですが、「シアター!」のあのリアルさを考えると、ある程度のリアルはあるんじゃないかなぁと思います
もとは高知の新聞連載のようなので方言が満載で「ん?」って思うところもありますが、その方言を逆手にとって人の親密さを出したりしてるのは流石です。
お話を通して有川さんの地元への愛が伝わってきました
「私が地元の為にできることは小説を書くこと」
と巻末対談でおっしゃってましたが、この本を読むと確かに高知に行きたくなりますw
パラグライダーやりたいです。
「地元から日本を元気にしていこう!」がテーマのこの小説、奇しくも今の時期に合った小説だと思います。
★★★★☆