建築計画中の八ヶ岳エリアでは、気候的にはおおよそ北海道旭川と同様の気候帯にあたる地域ですので、着工可能なタイミングは雪がなくなる時期ー3月下旬から4月上旬くらい、ということになります。

 そして竣工は雪が降りだす前であることが必要です。(正確には内装工事は雪が降り始めてからでも大丈夫ですが。。)

 

 このスケジュールに合わせるべく、ここ1か月くらいはプランの最終決定ー特に家の構造に関連する部分、すべく工務店側と最終の詰めを行っていました。

 

 そしてようやく最終プランが完成し、現在は設計事務所にて構造計算を行ってもらっています。

 (木造一軒家の設計で構造計算まで行う場合はそれほど多くないようですが、お世話になっている工務店では必ず構造計算をおこなっているということです。 先には敷地の地盤調査も実施済みです。コスト高はやむを得ませんが。)

 

 予算的には、昨今の物価上昇の影響もあって、当初からは約10百万円程度オバーとな40百万円をかなり超えてしまいました。

 天文台関連の費用は別途となるので、ここから仕様を落とせるところは落としていきます。

 

 優先順位をつけてここは維持する、ここはグレードを下げる、という作業です。

 

 (変更点)

  • キッチンをI型キッチンだけとして、収納棚を削除
    ガスレンジも当初は火力が強いもの(リンナイのデリシア)を予定しましたが、これを通常火力のものに変更。ただしガスオーブンレンジは予定通り
    食器類もそれほど多くなさそうだし、機器にそれほどこだわっても仕方ないかな、ということで。
    収納棚をなくすことでそこにパネルヒーターがおけるので、Dining部分の床暖房が不要になり予算的に多少の減額。
  • 暖炉は後日設置
    ただしいつか設置はしたいと考えているので、付帯工事はあらかじめ実施予定です。実はこれには税金対策もあります。竣工後固定資産税の確定のための検査がありますが、その時に暖炉が設置されているかどうかは査定上のチェック項目です。
  • リビングの腰壁は削除
    腰壁は部屋を美しく見せますので、リビングには入れようと思っていたのですが、まあなくても可かなと。。
  • トイレ
    トイレは狭いのでTOTOの奥行の最小タイプを選んでいましたが、結構値段が高いため、Panasonic製に変更。あまりトイレ自体にこだわりないし。。

 (逆に予算削減のため工務店からは勧められたものの、維持するもの)

  • 和室
    畳は本畳として、障子も建具屋さんに作成をお願いしようと思っています。大手メーカーの類似品(?)が安いのですが、見学もしたものの、どうも気に入りません。ここは昔ながらの職人さん手作りものを採用したいと思います。床の間もつくりますが、高級な木材は使わないようにして。
    炉は施主手配とします。こちらも様々な値段のものがあるので、お茶の先生とも相談して手配する予定。
  • 浴室
    ここも工務店より値段下げられます、と提案をうけた1つなのですが、この空間は非日常空間と位置づけ、間接照明、黒色統一浴室、肩湯機能付き浴槽(TOTO製)にする予定です。浴室に黒は手入れが大変です、と工務店からはくぎを刺されていますが、僕にとっては非日常演出のための必須項目(?)です。

 (Pending項目)

  • 今回ずいぶん頭を悩ませている外壁問題
    Panasonic SolidoもしくはWrapWallが良いのですが、下地処理からの特別仕様となるため今回の見積もりでも最大の増額要因でした。
    家の北側のみサイディングにして3面にWrapWallを使う、もしくは同じくPanasonic Kmew商品なのですが、継ぎ目が目立たないというサイディング(フィエルテ、グラフィル)↓を導入する。
    外壁は追って決定の予定としています。