認定容量の問題が重大なのは間違いないのですが、かなり数字が踊っているので時系列をおって整理してみたいとおもいます。
まず、ことの発端というかこの動きが加速したのは、経済産業省の建築が進まないメガソーラーのうち悪質な案件を認定取り消しし始めた動きが明確になってきたということがあります。
こちら私が参考にした3月ごろの記事
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20140312/339740/
当時、稼動率12%とメガソーラーに対して半年以内に稼動しないと取り消すよって方針を出したわけです。
つまり、原則としては9月までになんとかしないと言うことだったようです。
その後の経緯としてはいろんな記事が出てますが、5月末までの状況でよくまとまっていたモノがコチラ。
http://www.kankyo-business.jp/news/008729.php
5 月末での九電の認定設備の出力は1782万kW.風力等も加えると1831万kW
再生可能エネルギーの累積出力は536万kW.この大半(9割以上か?)が太陽光のようです。
これに対して九電が受け入れ可能と言っている量が600万kWで
明らかにこれ以上はダメといえる最小需要量は782万kWです。
5末時点で九電の状況はかなり逼迫していたことがわかります。
しかし、この数字は5月末のモノです。
先の経産省の半年で取り消しのことを考えると9月末に大きな動きがあるはずです。
そこで9/24のプレスリリースを確認すると九電の太陽光と風力の認定設備の出力は1260万kWと7割にまで減っています。
これが9月末までの数字を含めた物か9月24日以前のものかは不明です。
九電のプレスリリースの詳細資料を確認すると1260万kWというのは7月末の契約済みまでの数字のようです。
何を意味するかわかりませんが、検討中まで含めると2000万kW近い数字も出ています。
http://www.kyuden.co.jp/press_h140924-1.html
昨年度の稼働率12%というめちゃくちゃな状況と比較すれば、稼働率は40%以上になってきたのでより健全な状態になってきたといえます。
経産省の認定取り消しのしきいが半年のようですから9月末が大きな境になりますから確かな数字は、もう少ししないと確定できないのではないかと思いはしますが、全体のキャパシティーを考えると逼迫しているというのは確かのようです。
さすけさんの記事
http://www.smarthouse2.com/2014/09/30/%e5%a4%a2%e7%99%ba%e9%9b%bb%e7%a0%b4%e7%b6%bb%e3%81%ae%e5%8d%b1%e6%a9%9f%ef%bc%9f%ef%bc%9f%e6%ac%a1%e3%81%ab%e5%a4%aa%e9%99%bd%e5%85%89%e8%b2%b7%e5%8f%96%e3%81%8c%e4%bf%9d%e7%95%99%e3%81%ab%e3%81%aa/
九電の詳細資料
http://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0043/8139/we24tq6gr.pdf
3月からの変化が激しすぎて現在出回っている数字がどこまで実態を把握した者なのかは、かなり怪しそうです。
認定取り消しの扱い等が明確にならなないと本当の数字はわからないように思えます。
九州電力以外は、スマートグリットまでいかなくても制度を見直せばなんとかなんとかなるのではないかという気がしてきました。
九電と国の話し合いと実態把握がどうなるかがきになるところです。
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