太陽光ビジネスって・・・ | 誰のための高高住宅  gamaのいえづくり庭づくり

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冷え性の嫁のためにi-cubeを建築中しました。現在、快適に生活中です。芝庭と家庭菜園作りにいそしんでいます。嫁とコーギーと私のより快適な生活を目指してアレコレ奮闘中です。

今、集めてる晴天時発電波形の解析とか某所でのパワコンの台数の話とかしていると今の太陽光ビジネスってイメージ戦略にあまりに偏ってると感じます。


ちゃんとやってるメーカーもありますが、パワコンの台数とパネルの組み合わせルールとかよく聞かないと教えてくれません。聞いてみても担当者が理解しているかどうか怪しかったりします。
そのうち情報が十分そろえられたらネタにしようとは思ってますが、このルールはかなり複雑なので理解させることは難しいです。しかし、難しいのでできるパターンは限られていますから、全部でないにせよ表のひとつも準備して消費者には渡すべきと思います。無論、ちゃんとやってるメーカーはこういうことやってますよ。私も他メーカーのものを少し持ってます。

まぁそういう面倒なころを気にしなくても変えちゃう手軽さが夢発電のビジネスモデルなんでしょうけど、いいとか悪いとかでなくて私はキライです。
理由は、簡単で私はメーカーで働く人間なので脳の中身が積み上げ方式になってます。マーケティングにもかかわるのでイメージ戦略とかビジネスモデルというものの重要さはわかるんですが・・・
使う人には、使うもののことをよく理解してほしいというのが作ってる側の気持ちです。

いまやってりる晴天時発電波形も解析を進めていくと発電できる波長域やパワコンの効率より発電システムの温度係数がものすごく重要だということを痛感します。しかも、現在、一般的に流れている温度係数が実際のものと異なった古い情報のようです。
きわめて重要なパラメーターなのに温度が上がるとパネルの性能が落ちるというネガティブなものなのであまりちゃんと宣伝されてない模様です。
せいぜい、HITが夏場に発電量が落ちないといっているくらいです。実際に温度上昇で落ちる発電量は、10~20%もあって夏だけでなく年中発生しています。そして、どうも最近はHIT並みに良くなったものや昔ながらのものなど様々乱立している模様です。実態は、はたしてつかめるだろうか。
まぁ太陽光メーカーは、あんまり発電量が落ちるって言いたくないんでしょうが・・・


どうも発電効率は、最後は天気のせいにできるからうやむやにされてるんだろうな。

補助金、環境、原発問題、こういったことが解消しないかぎりこのイメージ先行の混乱の時代は抜けられないのでしょうが、Qセルズの破綻をはじめとする太陽光不況の嵐を見ていると淘汰の終わりは近いのかも知れません。
中身もビジネスモデルもともに良心的な商品が生き残ることと日本がガラパゴス化して世界に取り残されないことを祈るばかりです。


追記 こんなことをうだうだ書きながら各メーカーのサイトを調べたら1年前より格段に情報量が増えよくなっていました。特にシャープのシュミレーションには好感が持てました。なんだかんだでどこも工夫してるんですね。
 
いちおうおいといたので、そうだねって方は押してください。


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