
彼がいかにアメリカを愛し、現在の危機的な状態から立ち直って欲しいという
強い思いが感じられる一冊。
マッキンゼーでのコンサルタント時代も含めて、世界の要人との付き合いや
アメリカへ400回も渡った経験から独自の視点で書き下ろしている。
内容は前ブッシュ政権時代の8年間に対する痛烈な批判と打開策がメイン。
またアメリカを取り巻く諸外国との関係性や今後の世界動向などについて
書かれている。
大前研一にここまで論理的に詰められたら言い逃れは出来ないと思わせる程の
強烈さを感じる。
いつも思うのは、独特の表現の仕方で分かりやすい事。
また、この男がなぜ日本のトップにならないのかという事である。