『芸能と芸術』 | 藤澤ノリマサ オフィシャルブログ Powered by Ameba

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藤澤です。

昨日は山野楽器銀座本店さんにあるJam Spotでイベントでした。

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そしてホワイトデーの14日はピアニストの小原孝さんのコンサートにゲスト出演させて頂きセッションをしました。

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12日は映画「ワンチャンス」の公開イベントでポールポッツさんとのデュエットと、盛り沢山な一週間でした。




最近、武蔵野音大の教授であり、僕の声楽の先生でもある菊池英美先生と約10年ぶりにお酒を呑みました。
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お酒を呑んで話す話題は1つ。

歌の話(笑)


先生は昨年、英美門下の演奏会を紀尾井ホールで開催し大盛況に終わったそうです。


英美先生も歌われたそうです。

僕はちょうど仕事で行けなかったのですが、聴きたかったなぁ~♪


「ひでみん」の歌←門下がつけた先生の名前(笑)


そんな英美先生と芸術と芸能について語り合いました。

良い音楽を届ける為に自分の演奏を磨き、美学を追求するのは芸術であり、それは今の芸能とは少し意味が違うのかな?といった話です(笑)


重たいでしょ…?


かつてはビートルズだってプレスリーだってストーンズだってエレキギターを持った人達は「不良」だと言われていた時代。


しかし、名曲だからこそ今でも残り歌い継がれているのだと僕は思います。


これらのアーティストは芸能でもあり、芸術でもありますね。


何のために音楽をやっているのかを…。


芸能は芸術と少し違った意味を持ちますが、芸能がなければ良い音楽も多くの人に発信することも出来ません。

大切なツールだと僕は思います。

1年前に「Period.」を武部聡志さんと作っていた時、名曲とヒット曲は違うんだとおっしゃってました。

美学を追求してどんなに良い音楽でもヒット曲にならないことがある。


どんなに歌が下手でもそこには飛び抜けた個性があればそれはヒットする。

逆にどんなに素晴らしい歌を歌ってもきれいなだけで、個性がないなら忘れてしまいます。


この違いは非常に大きいですね。


そんな事を考える今日この頃です。


もっともっと沢山の音楽を聴きたいと思いました。
と同時に、いつも芸術と芸能の狭間で戦い続けている自分に、忘れかけていたものを思い出させてくれた一時でした。