NY Bar受験記(Vol.1)
無事に合格できましたので、今日から何回かに分けてNY Barの受験記を書いておきたいと思います。
まず、自分がいつ頃どんな勉強をしていたかです。
1. MPRE
私は2008年の秋に受験しました。翌年の3月に受験する人も多いと聞いていましたが、ロースクールの春休みと重なるという話を聞いていたため、先に受けておこうと思ったのが理由です。
BarbriのMPREのテキストの最初の50ページ程度のアウトラインを読んで(講義には出てません)、あとは100問程度のPreviewと模試4セットを解いて本番に臨みました。アウトラインとPreviewを読むのに10時間程度、模試を解くのが解説読みと併せて1セット3.5~4時間ぐらいで、トータルで25時間程度でしょうか。模試の正答率は6割と7割の間ぐらいだったと思います。本番では100点台後半ぐらいでした。平均ちょい上ぐらいで、可もなく不可もなくという感じです。NY BarのRequirementが85点なので、これは無事にクリアできました。
人によるでしょうが、まあ平均的な勉強時間ではないかと思います。弁護士の方が弁護士倫理を多少学んでいるので、少し取っ付きやすいかもしれません。コンフリクトの問題等は馴染みがある問題も多いですが、裁判官の選挙活動の可否など、日本では聞き慣れない話も結構出てくるので、その辺りは重点的に潰しておく必要があります。
2. ロースクール卒業前
春学期に少しBarの勉強を始めようかと思って、KaplanのMBE科目のCDと赤本・青本をE-bayで購入しましたが、CDは結局通学中の車の中で聞き流していただけで、ほとんど頭には残りませんでした。また赤本のTortsだけアウトラインを読んで問題を100問ほど解きましたが、5月頃になるとその知識もほとんど失われており、あまり意味はなかったと思います。今思えばあまり早く始めてもモチベーションも続かないし、ロースクールの授業や行事で色々忙しいので、効率はよくなかったです。また、CDについては、まっさらの状態で新しい知識を英語で耳から入れるというのは、英語がある程度できる人でないとやはり厳しいです。
ただ、それでも何かやっておきたいという方がいれば、MBE科目について、Barbriの講義ノート(Harry noteとかColumbia noteとか色々出回っています。)を読んでなんとなくのイメージを掴むということぐらいでしょうか。(ノートの選び方については3.をご参照ください。)ただし、これを真面目にやろうとすると、つまらない作業である上にかなり時間がかかりますので、途中で挫折する可能性が高いです。
3. ロースクール卒業後Barbri開講前
私のロースクールは5月9日が卒業式でした。Barbriはビデオ受講だったので開講日が5月末で、その間2週間ちょっとありました。卒業後、5日ほど休んでモチベーションを高め、5月15日ぐらいから少しずつ勉強を開始しました。Barbriの開講までの2週間弱でMBEの6科目についてノートにざっと目を通しておくというのが目標でした。2日で1科目ぐらいのイメージで進めましたが、Propertyに時間がかかり、結局Contractsだけは全く目を通すことができませんでした。
この事前のノート読みは今思うと非常に有効でした。というのもNon-nativeの日本人にとって、予習ゼロの状態でいきなりBarbriの講義を受けてもほとんど頭には残らず、無駄に3,4時間過ぎて疲労だけが残るという悲惨な事態になるからです。事前にノートを一度読み知らない単語等はチェックした上で講義に臨むと、完全には聞き取れなくても何の話をしているかということは大体掴めるので、授業を記憶の確認・定着の時間として使うことができました。
Barの勉強をする際に始めにやらなければならないのがノート選びです。これは人によって好みが分かれます。何でも網羅している分厚いノートを使うか、要点だけまとめてある薄いノートを使うかという点が選択のポイントです。分厚いノートにはHypo(具体例)も沢山入っていて非常に分かりやすいのですが、その分読むのに時間がかかります。薄いノートは読み終えるのは非常に早いですが、Hypoが省略されて、キーワードだけしか書かれていなかったりして、一読しても理解が困難です。
私は複数のノートを見比べた結果、Harryノートと呼ばれるノートを使いました。これは日本人受験生が使っているなかでは比較的厚めのノートでした。薄いノートでは、色々省略してあるので自分の英語力では十分な理解ができず、結局別のノートやBarbriのテキストを参照しながら読み進めなければならなくなり、効率が悪いかなと思ったからです。また、自分としては、ノートを読み込むことを勉強の中心に据えようと思ったので、最初から厚めのノートで、これさえ読んでおけばOKという安心感のあるノートを使いたいという気持ちもありました。
ただし、厚いノートを使った場合、全科目合わせると相当な分量になるので、何度も読み込んでおかないと直前期のノートの回し読みの際非常に時間がかかることになりますので、この点は要注意です。
(つづく)
まず、自分がいつ頃どんな勉強をしていたかです。
1. MPRE
私は2008年の秋に受験しました。翌年の3月に受験する人も多いと聞いていましたが、ロースクールの春休みと重なるという話を聞いていたため、先に受けておこうと思ったのが理由です。
BarbriのMPREのテキストの最初の50ページ程度のアウトラインを読んで(講義には出てません)、あとは100問程度のPreviewと模試4セットを解いて本番に臨みました。アウトラインとPreviewを読むのに10時間程度、模試を解くのが解説読みと併せて1セット3.5~4時間ぐらいで、トータルで25時間程度でしょうか。模試の正答率は6割と7割の間ぐらいだったと思います。本番では100点台後半ぐらいでした。平均ちょい上ぐらいで、可もなく不可もなくという感じです。NY BarのRequirementが85点なので、これは無事にクリアできました。
人によるでしょうが、まあ平均的な勉強時間ではないかと思います。弁護士の方が弁護士倫理を多少学んでいるので、少し取っ付きやすいかもしれません。コンフリクトの問題等は馴染みがある問題も多いですが、裁判官の選挙活動の可否など、日本では聞き慣れない話も結構出てくるので、その辺りは重点的に潰しておく必要があります。
2. ロースクール卒業前
春学期に少しBarの勉強を始めようかと思って、KaplanのMBE科目のCDと赤本・青本をE-bayで購入しましたが、CDは結局通学中の車の中で聞き流していただけで、ほとんど頭には残りませんでした。また赤本のTortsだけアウトラインを読んで問題を100問ほど解きましたが、5月頃になるとその知識もほとんど失われており、あまり意味はなかったと思います。今思えばあまり早く始めてもモチベーションも続かないし、ロースクールの授業や行事で色々忙しいので、効率はよくなかったです。また、CDについては、まっさらの状態で新しい知識を英語で耳から入れるというのは、英語がある程度できる人でないとやはり厳しいです。
ただ、それでも何かやっておきたいという方がいれば、MBE科目について、Barbriの講義ノート(Harry noteとかColumbia noteとか色々出回っています。)を読んでなんとなくのイメージを掴むということぐらいでしょうか。(ノートの選び方については3.をご参照ください。)ただし、これを真面目にやろうとすると、つまらない作業である上にかなり時間がかかりますので、途中で挫折する可能性が高いです。
3. ロースクール卒業後Barbri開講前
私のロースクールは5月9日が卒業式でした。Barbriはビデオ受講だったので開講日が5月末で、その間2週間ちょっとありました。卒業後、5日ほど休んでモチベーションを高め、5月15日ぐらいから少しずつ勉強を開始しました。Barbriの開講までの2週間弱でMBEの6科目についてノートにざっと目を通しておくというのが目標でした。2日で1科目ぐらいのイメージで進めましたが、Propertyに時間がかかり、結局Contractsだけは全く目を通すことができませんでした。
この事前のノート読みは今思うと非常に有効でした。というのもNon-nativeの日本人にとって、予習ゼロの状態でいきなりBarbriの講義を受けてもほとんど頭には残らず、無駄に3,4時間過ぎて疲労だけが残るという悲惨な事態になるからです。事前にノートを一度読み知らない単語等はチェックした上で講義に臨むと、完全には聞き取れなくても何の話をしているかということは大体掴めるので、授業を記憶の確認・定着の時間として使うことができました。
Barの勉強をする際に始めにやらなければならないのがノート選びです。これは人によって好みが分かれます。何でも網羅している分厚いノートを使うか、要点だけまとめてある薄いノートを使うかという点が選択のポイントです。分厚いノートにはHypo(具体例)も沢山入っていて非常に分かりやすいのですが、その分読むのに時間がかかります。薄いノートは読み終えるのは非常に早いですが、Hypoが省略されて、キーワードだけしか書かれていなかったりして、一読しても理解が困難です。
私は複数のノートを見比べた結果、Harryノートと呼ばれるノートを使いました。これは日本人受験生が使っているなかでは比較的厚めのノートでした。薄いノートでは、色々省略してあるので自分の英語力では十分な理解ができず、結局別のノートやBarbriのテキストを参照しながら読み進めなければならなくなり、効率が悪いかなと思ったからです。また、自分としては、ノートを読み込むことを勉強の中心に据えようと思ったので、最初から厚めのノートで、これさえ読んでおけばOKという安心感のあるノートを使いたいという気持ちもありました。
ただし、厚いノートを使った場合、全科目合わせると相当な分量になるので、何度も読み込んでおかないと直前期のノートの回し読みの際非常に時間がかかることになりますので、この点は要注意です。
(つづく)