NY Bar受験記(Vol.4) | Life in the Lone Star State

NY Bar受験記(Vol.4)

9. 本試験

2009年の本試験は、Manhattan、Albany、Buffalo、Saratogaの4都市で実施されました。このうち、NY州外に在住の人は、基本的にManhattan以外のいずれかに割り振られるようです。交通の便を考えると、AlbanyかBuffaloがいいと思います。SaratogaはAlbanyの空港からさらに1時間半ぐらいバスか何かで移動しなければならないようでした。

受験地の選択は、今年は5月20日頃にまず各受験地の受験会場が発表され、その翌日にBOLEからメールが着て、指示に従って受験地の希望をオンラインで提出するという流れでした。先着順で割り当てられていきますので、その日はなるべく午前中からメールをチェックしておいた方がいいでしょう。今年は、Albany→Buffalo→Saratogaの順に埋まっていきました。

私は、なるべく受験会場のホテル(または至近のホテル)に宿泊したかったので、20日の会場が発表された時点で、AlbanyとBuffaloのPC受験の会場となっているホテル(BuffaloはConvention Centerだったのでその至近のホテル)を全て押さえ、後日受験会場が割り振られた段階で他のホテルを全てキャンセルしました。(多くのホテルはキャンセル料が当日までかからないタイプでしたが、これは要確認です。)

実際、受験会場のホテルに泊まることができてよかったです。公共の交通機関があまりありませんので、離れたホテルだと朝の移動の心配をしなければならなかったからです。

受験会場はホテルの1階のBall Roomでしたが、まず異常に寒ので、防寒対策をお忘れなく。私はTシャツに長袖パーカーで臨みましたが、それでもちょっと寒いぐらいでした。これに長袖カットソーや薄手のセーターをもう1枚着てちょうどいいぐらいではなかったかと思います。あわせてトイレも非常に近くなるのでご注意を。特にMBEでは一度トイレに行くと2、3問ロスしますので、極力我慢した方がいいと思います。

本番は、2日間にわたって行われます。初日が午前中NY Multiple50問+NYエッセイ3問で3時間15分、午後がNYエッセイ2問+MPT1問で3時間です。2日目が午前・午後ともにMBE各100問ずつで各3時間です。

初日の午前中は、まずNY Multipleから始めました。時間を区切って1時間以上は使わないと決めて解き始めましたが、最終的には65分ぐらいかかったと思います。NY Multipleは知ってるかどうかだけの問題がほとんどなので、ゆっくり考えても解けるわけではありません。とにかく知ってる問題かどうかを素早く見極めて時間を使いすぎないのが重要だと思います。Barbriの問題集をやっていればそこそこ知ってる問題に出会えるような気がします。

そして、残りの2時間弱を使ってエッセイ2問解きました。午後のエッセイにも共通することですが、大部分は基本的な論点が聞かれていたと思います。Barbriの講義で重要だと言われた論点、エッセイ本で繰り返し聞かれている論点については、やはり過去に何度も繰り返し出ているんだと思います。そして、当然ですが、幾つかは細かい論点も聞かれます。私はCommercial Paperは今年は出ないと思ってほとんど捨てていましたが、Criminal Lawと絡めて出題され、この問題はあまりできなかったと思います。全てを網羅するのは相当に大変なので、多くの人はこのような事態に陥る可能性がありますが、7割受かる試験と割り切り、出題頻度の高そうなパートから重点的にやっていった方が結果的には大きく沈まないのではないかと思います。

初日午後ですが、MPTは後回しにして、エッセイ2問を先に解きました。今年は、2問とも非常にボリュームがあって、書くことが満載でした。そのため2問終えた段階で残りが40分ほどしかなく、そこから急いでMPTの問題を読みましたが、やはり最後は時間切れでした。MPTの出来はあまりよくなかったと思います。エッセイがそこそこ書けた印象だったので、初日は全体的にはまあそんなに沈んではないだろう、明日無難に乗り切ればいけるだろうという気持ちでした。初日の夜は疲労回復に努め、ノートをさっと見返す程度で早めに就寝しました。

2日目は午前・午後ともにMBEです。MBEでは、とにかく時間配分に最新の注意をしながら問題を解くようにしました。私は7月後半は、MBEは10問単位で解くようにしていたので10問18分というペースを遵守するよう心がけ、5問解き終えるごとに時計を見てペースを守れているかを確認し、1問分以上遅れてしまった場合は、次の5問のうち一番問題文が長い問題を1問スキップして(肢だけを見て答えを選ぶ)、とにかく100問目まで時間内に到達することを目指しました。時間が足りない場合にどうやって帳尻を合わせるかは結構難しい問題ですが、私は途中数問飛ばしても最後までペースを崩さないように解き続けた方がメンタル上はいいような気がします。同じ10問飛ばすとしても、途中10問飛ばして最後の10問に18分かけられたほうが、残り20問であと18分しかないという状況に比べて、精神的に落ち着いて解けるような気がするからです。(90問台に1分ぐらいで簡単に解ける問題が眠ってるのではないかなどと考えてしまうので。)

実際には午前中は90問台を1問スキップ、午後は全体で5,6問スキップしたぐらいで済みました。問題文が長いものもありますが、短い問題もあって、全体的にはBarbriの模試よりも時間はかからずに解けたと思います。

内容的には、特に午後の方が答えが絞りきれない問題が多かったです。Raw Scoreでどの程度取れていたかは不明ですが、Scaled Scoreで149.6でしたので、平均は大分上回っていたということになると思います。NY択一もそこそこ手応えはあったので、択一で稼いでエッセイ・MPTのビハインドをカバーするという典型的な日本人の点の取り方だったのではないかと思います。

(つづく)