今年、私たちは「里親研修」を受けることにしました。
里親登録までには、研修や面談などたくさんのステップがありますが、「里親研修」で感じたことを綴っていきます。
***
基礎研修の次は、「施設見学」
さいたま市桜区にある児童養護施設「カルテット」を
見学させていただきました。
はじめに1時間ほど、施設長さんの講義。
こどもの社会的擁護について、
児童養護施設の仕事についてなど伺い、
「カルテット」でのこどもたちの様子を写真で見せていただきました。
日常生活を整える、健康管理、社会で必要なことを教える、
食事づくり、洗濯、掃除、休日のレクリエーション・・・
なんて多岐にわたるお仕事!と思ったら
「ご家庭でお父さん・お母さんがされていること、なんです」と。たしかに、、
様々な事情・経緯で児童養護施設に来るこどもたちは、
まず大人を信頼すること自体が難しく
一番必要としている「愛着」を形成することが困難。。
そして、
18歳で巣立っていかなくてはいけないので、
お金のこと、人間関係、男女関係、性への対応などを
18歳までに教えておかなくてはいけない。
本当に、尊い役割を担ってくださっているのだと感じました。
***
講義のあと、実際にこどもたちが生活している場所を
見学させていただきました。
こどもたちが学校や幼稚園に行っている時間帯で、
こどもたちに会うことはなく、
職員さんが掃除や洗濯をされていました。
環境としての印象は、
思ってたより、かなりいいやん・・・!
イメージしてたのは、
「学校」みたいなコンクリートの無機質な建物で、
ビニールの床で、大部屋にたくさんの子どもがいる。
みたいな。
だけど、カルテットは・・・!
木がたくさん使われた、温かみのある「家」
リビングがあって、木のテーブルとイスがあって、
きれいなキッチンとお風呂もあって。
1グループ定員15人で、現状は8~11人。
2人部屋の個室を、カーテンで仕切ってプライベート確保。
幼児から高校生まで、異年齢・男女混合の生活。
(グループの作り方は、施設ごとに違うそうです)
ほぉ・・・(@_@)
もちろん、
いろんな事情・背景をもつ生きづらさも持ってる。
家族じゃない集団生活は、良いことばかりじゃない。
と、思うけど。
たとえば、「施設」なので、
提供した食事は2時間で廃棄しなければならない。
家庭のように「明日に取っておこう」ができなくて、
それを”当たり前”だと思って育つと、一人暮らししたときに
余った食事を捨ててしまうケースも多いとか。
「家」のキッチンで調理して、野菜から食事になる過程を
自然に感じられる工夫をされていたけど、
コロナ以後、それができなくなったり。
家庭に近い雰囲気の素敵な空間で、
職員さんの温かい目で見守られて、
思っていたイメージより「よかった」けど
やっぱり、家庭と同じではなくて。
今回もまた、色んなことを感じ・考える機会になりました。
そうそう、
今回は、一緒に研修を受けている方ともおお話したりして
素敵なつながりが増えて嬉しかったです(#^.^#)
5月の予定
5/ 1 自然派フリースクールはぐくみの木 開校! 5/12 はぐくみキャンプ・日帰り(in 熊谷市MIMONO) 5/15 不登校ナビゲーション講座 5/24 かぞくのかたち タニンゴト食堂 5/25 パパ塾 5/26 アドラー心理学講座 マンサンダルワークショップ タニンゴト食堂 5/29 性なるお話会 【5月の土日祝の開校日】 1日(水)☆開校記念もちつきの日 4日(土)、5日(日)、6日(月・祝) 18日(土)、26日(日)
イベント一覧&申し込みはこちらから↓
https://www.reservestock.jp/page/event_calendar/51873