十牛図に学ぶ 真の自己を尋ねて 横田南嶺 | N field golf(エヌ フィールド ゴルフ)ブログ

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十牛図に学ぶ

真の自己を尋ねて

著者 横田南嶺

発行所 致知出版社

令和2(2020)年8月25日発行

 

 

猪名川町立図書館にてお借りして

 

所々読ませて頂きました。

 

あっという間に3週間経ちましたので、

 

泣く泣く返却させて頂きます(笑)。

 
 
 
●周りにいる人たちを明るくするような存在を目指す
 十牛図の最後に申し上げたい大事なことがあります。
ここまで一番の「尋牛」から十番の「入鄽垂手」まで
人間としてのあるべき姿を順番に学んできました。
繰り返し申し上げたように、
人間の心には本来、仏心が備わっているのです。
もとから本来性の素晴らしさがあります。だから、
何も一から順番に長い歳月を隔ててようやく十に辿り着く必要はないのです。

 本来の心の素晴らしさというのは空なるものですから、

一瞬のうちに十番を実現する可能性をも持っています。

長いこと禅堂にいて坐禅をしなければならないかというと、

そういうものではありません。

もちろん、坐禅はやってもらうに越したことはないのですが、

それは坐禅によって本来性に気がつくというだけの話です。

 修行の世界の欠点もあります。

大変な修行をすればするほど、下手をすると

「俺はこんな修行をした。

修行しないお前たちにはわからないことがわかった」

というようなものの見方になるからです。

これでは自我増長になってしまいます。

 私もおかげさまで、

こうしていろんな方々にめぐり逢わせていただいていますが、

長く修行の世界にいても、全く自分のことしか頭にないような、

自我を離れられていない方もいらっしゃいます。

逆に、坐禅を一回もしてなくても、

「入鄽廓垂手」を体現しているような人たちもたくさんいらっしゃいます。

 本来の心の素晴らしさというものを、皆、すでに具えているからこそ、

一瞬のうちにいきなり十番を実現することができるのです。

気がつきさえすれば、目覚めさえすれば、

その場でそれを体現できるのです。

我々は誰もがそういう心を持って生まれてきているのです。

 そのことに目覚めるために、

坐禅や瞑想で心を調え、心を落ち着かせる、あるいは

様々な先賢の書物を学んで自覚をしていくのです。

自分を目覚めさせていく道は、

まさしくここにあるのではないかと思います。

 

 最後に、相田みつをさんの「ただいるだけで」という詩をご紹介します。

皆さん方の中にも「ああ、あの詩だな」と思い浮かぶ方が多いと思います。

この詩に詠われている世界は、まさに空や慈悲の世界です。

 

あなたがそこに

ただいるだけで

その場の空気が

あかるくなる

 

あなたがそこに

ただいるだけで

みんなのこころが

やすらぐ

 

そんなあなたに

わたしもなりたい

 

『にんげんだもの』相田みつを著(文化出版局刊)©相田みつを美術館

 

 一緒にお酒を酌み交わしていても、

「ああ、あの人と一緒に一杯やっていると何か自然と周りが明るくなって、

よぉし明日もう一回頑張っていこうという気持ちになるな」とか、

「あの人と一緒にお茶をいただいているだけで明るい気持ちになって、

よぉーし頑張っていこうという気持ちが湧いてくるな」

という存在になっていくこと。

自分本来の心に目覚めた私たちが目指すのはそこなのでありましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仏教の教えには、以前から興味がありましたが、

 

最近のマイブームは、「禅」ですし、

 

「道元」さんです。

 

坐禅も含め

 

何かを体得したいものです。

 

 

 

それでは、皆様、本日も

 

楽しくお過ごし下さい。

 

 

 

最後まで読んで頂き、

 

ありがとうございました。

 

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よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

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